以前、この本の題名に引き寄せられて、読んだ本です。
題名だけで刺激的です。

「ハイごめんなさい、行動力がなくて。」とわたしなら
ペコリと頭を下げたくなります。

最近の新卒採用担当者のアンケートで、
学生に望むことの第一位が
行動力があること、です。

就活中の方なら、よくご存じですね。

ならば、この宇野千代さんの
「行動することが生きることである」という本に
あなたへのヒントがありはしないか、と思った次第です。

就活そのもので活かしてください。

わたしも勿論、棚にあげないつもりです。

以下抜粋します

「私は風邪もひかないし、便秘も下痢もしないし、つまり、
いつでも健康体の平均状態なんです」
・・・つまり、自分の言葉で、繰り返し自分に暗示を与えるのである。
この繰り返される暗示くらい、
魔法のような力を持つものはない

・・・アメリカの政府部内で、「決してくたびれたと言う言葉を使うな」という指令がでたという。
・・・くたびれたと言う言葉は、欠伸(あくび)のように伝染する。
誰でも、「あ、自分もくたびれてるな」と思いやすい。
言わなければ決してくたびれないのである。
疲労の中で、真に肉体的な疲労は皆無に近く、
殆ど凡ての疲労が心理的なものだと言うからだ。

「人間は何事も自分の考えた通りになる。自分の自分に与える暗示の通りになる。」
と天風先生が言われた。
出来ないと思うものは出来ない。出来ると信念することは、どんなことでもできる。」そう言われた。
ほんとうか。では、私は、書けないと思ったから書けないのか。
書けると信念すれば書けるようになるのか。
・・・ぴたりと一行も書けなかった私が、
ある日、ほんの二、三行書いた。書ける。また、一枚書いた。書ける。
ひょっとしたら、私は書けるのではあるまいか。
そう思った途端に書けるようになった。
書けないのは、書けないと思ったから書けないのだ。
書けると信念すれば、書けるのだ。
・・・そのときから、私は蘇生したように書き始めた。

とにかく、朝から晩まで、何かに追っかけられているような気持ちで、
暮らすことは禁物である。
いつでも、こっちから、追っかけるような気持ちでいることである
それがどんな仕事であっても、仕事を追っかけていると、
とても気持ちが好い。
ストレスを感じるような暇がない、と言う状態になったら、
しめたものである
。・・・

どんなことでも一生懸命でやっていると、とても面白くなるものです

この秋で、私は満91歳になるのであるが、この歳になっても、
私はいつでも行動している。いつでも行動していると、
前にしたことのあとに後の行動が続くので、
まるで私は、何かに
のぼせているように見える。
いや、のぼせているように見えるだけではなくて、
そのものずばりに
のぼせているのである。
のぼせていると、何事をするのにも、
することに勢いがつく。
そこで始めて、
行動することが生きることになる、と思うのである。

以下2014年4月14日に追記します。

年を取ったかたを大きく分けて2種類に分類してしまう習性がわたしにはあります。
どういうことか?というと、人相の良い面立ちのかたとそうではないかたという見方です。
自分の将来のありようの参考として、「こんな表情のひとになれたらいいな・・」と思いたいですし、そうしたかたを見かけると、また「がんばろう!」と励みになるんです。

女優の方でも若い時といまとでは、ともに美しいのだけれど、輝き方に違いがあるとテレビなどを見ていて感じます。年の取り方が大切だとそういうときに思います。

この「行動することが生きることである」という書籍の最初には、1988年の91歳の宇野さんの写真が掲載されていて、とっても若々しくおしゃれで上品で肌が透き通るように美しい。91歳なのに色っぽい。

生前には黒柳徹子さんの番組にも出演され、多くの有名人からも慕われていた方です。その、宇野さんが師と仰ぐ中村天風なるひとにも興味をひかれることと思います。

宇野千代さんも、斉藤ひとりさんも無能唱元さんも同じようなことを実は言っています。もちろん、この宇野さんの師匠の天風さんも。

日頃につかうことばの大切さです。

ひとりでいるときの言葉が実はとっても大切です。人前ではないそうした陰のところのありようが、年を重ねると露骨に現れる。そして、そうした日頃のことばが実はなにをどのように行動するかに影響していく。消極的な言葉が多いと消極的になるのが人間というものなのでしょう。

誰にも話さないときでもひとはココロのなかで自分自身やだれかに何かを語りかけている。もちろん実際の生活の場面でも言葉を使います。日々、そのことばを自分で見張り、大切に扱ってきたからこそ、透き通るように美しい年の取り方ができたのだと、いま宇野さんの写真をみて私は思っています。

できれば、わたしは男ですけれども、宇野さんのような91歳になりたいな、と思います。