「そんな仕事ならやめちゃえば」という本が面白かったのですこし紹介します。著者の阿部涼さんの34歳頃の1年間に渡る「天職さがしの物語」です。

そんな仕事ならやめちゃえば? 本当にやりたいことを教えてくれる! オーバー30からの天職探し

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阿部涼さんは、34歳独女で自らを「金なし、コネなし、男なし」と評しながらも懸命に「やりたいことをみつけて自分らしく生きていく」ために、かなり激動の1年間、転職を繰り返し天職の方面を見つけ突き進みます。実は、転職回数トータル19回という、ちょっとというかかなり珍しい職歴の持ち主です。

最初の正社員の仕事は父親のツテによる地元茨城の不動産管理会社でした。阿部涼さんが23歳のこと。一生勤めるつもりで入社したハズであったのに、物件までお客さんを乗せて社用車を運転中に被り事故。結構大きな玉突き事故に巻き込まれます。

その事故以来、ひとを乗せて車のハンドルを握ることが怖くなってしまい、運転ができなくなります。不動産会社でのお仕事では、車の運転は必須の条件であったため、泣く泣く退社となりました。

私も転職を繰り返し、システムエンジニアの仕事をしているときには数々の面接をし職場を変えてきています。転職をしてきているひとであっても、「一生勤め上げよう・・」と思って仕事に就いているかたがたがほとんどではないでしょうか?ところが人生は思うようにならない。いかない。失職したときの途方の暮れ様ったらありません。かなりシンドイ。

大海原に大型船から放り出されたことはないけれど、そんな例えがしたくなる程、冷たく怖く真っ暗でおそろしい。失職したことのあるかたならば、そうした感覚を共有しているのだと思います。そうした思いを19回繰り返すのって相当シンドイに決まっている。でも、あきらめずにいつでも這い上がる、そこが阿部涼さんのすごさです!!

阿部涼さんはその後、26歳のとき、正社員の職につくまでの期間限定のつもりで上京し派遣の仕事を始めます。そのお仕事は某上場企業の受付でした。立派な新社屋でのお仕事。そのお仕事をはじめて5か月ほどすると、倦怠感と疲労感が抜けない症状になっていきます。夜ベッドに入り目を閉じると眼球がチクチクと刺されるような痛み。

眼科専門医からの診断では「原因不明」。その後、動悸・めまい・吐き気。呼吸が苦しいという事態となり再度診察したところ、「新社屋で使用された新建材による重度のアレルギー症状」と診断されます。そして退職。

(わたしは現在不動産の仕事をしています。年に何度かテナントのかたから「シックハウス症の社員がいるので環境測定をしてほしい・・」と要望があがります。今回この本を読んで初めてその症状のキツサを知りました。こうした症状に耐えながら仕事を続けていらっしゃるかたも多いのだろうと想像するとただタダ敬服します)

その後自宅療養によりアレルギー症状を克服した阿部涼さんは30歳にして保育施設で非常勤の職員の職を得ます。元気いっぱいの園児たちとワイワイ楽しい日々を過ごし、結婚を前提とした彼氏もでき、「これでやっと普通の幸せを手に入れたと思った」矢先ちょっとありえない事故が起こります。

はしゃいでテンションが上がり過ぎた園児が背中に強烈アタックを入れてき、不幸にもあえなく腰椎骨折⇒労災認定⇒またしても退職。

この「そんな仕事ならやめちゃえば」は、保育施設を退職してからの阿部涼さんの職にまつわる人生探しの物語です。ちなみに、当ブログでは、お仕事をお持ちの方々には、なるべく離職せずに働き続けることをお勧めしています。簡単にイヤならやめちゃえば・・といったスタンスのブログではありません。

この「そんな仕事ならやめちゃえば」に書かれている内容も、決して安易に簡単にイヤで退職してしまっていい、ということは書かれていなくって、むしろ天職(ホントにしたいこと)の見つけ方についてのヒントがいたるところに散りばめられていますヨ!

30歳代の女性、独女の方々の等身大の物語と私には感じられました。似たような悩みがあるのではないかナ?と。こうして転職19回でもめげずにかなり真面目に突き進むバイタリティーに元気をもらう、勇気をもらう女性も多いと思いますヨ!

全財産をかけての1年間の孤軍奮闘っぷりはザックリ言うと、銀座でホステスをしてしまい、ホステスを自然な形で「卒業」すると、ちょっと怪しい?でもとってもココロに気づきとなった山修行の道場でしばし長居をし、何かの気づきを得た後、まさかの北海道での牧場住み込み作業員アルバイト。

この北海道での牧場バイトでの人とのふれあいが大きく影響して天職に導かれていく、そしてこの書籍「そんな仕事ならやめっちゃえば」を執筆していく。彼女の内面からはホボ必然のようでもあり、相当に真剣。でも、かなり普通ではない。そうしたリアルな破天荒っぷり、自由さ加減がおもしろいんです。

実は、このところリゾートバイトについてお勧めしている当ブログも、この「そんな仕事ならやめちゃえば」での阿部涼さんの牧場実体験にインスピレーション?を得て少しこだわって書かせて頂いているんですヨ。(次回もつづきます)

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