もうすこしリゾートバイトについた書いていきますね!

これまでは、方位とりについて書かせて頂きましたが、今回は出会いについてです。前回同様に「そんな仕事ならやめちゃえば」の著者 阿部涼さんの経験にヒントを得て書かせて頂きますね。

きっかけは、阿部涼さんの都内の自宅の隣のアパートが老朽化で取り壊され、新しく高層マンションが建つことになり、連日ショベルカーなどの重機による取り壊し工事が始まります。その騒音と振動にイライラと憂鬱を重ねたことをキッカケに思い切って北海道へ行きことに決めます。文字通り都会の喧騒から逃れるようにして田舎の自然を目指します。

阿部ちゃんが選んだのは北海道の酪農の仕事でした。五十代のご主人とその奥様は450頭の乳牛を飼育し、牛の種付けから出産、草刈などの牧場経営をお二方で管理しています。

そのほかに女性二人が住み込みで働いている。二十歳と三十路のお二方。その牧場の仕事は3か月の期間限定です。到着すると早速、休み週一で始まります。住み込みの住居はというとそれはトレーラーハウス。六畳間と三畳のベッドルームの個室。テレビなどの家財一式がついて、家賃も光熱費も無料。二台の車も自由に利用できる。

二十歳のスタッフから仕事の手解きを受けていく。いわゆる「年下の上司」になるでしょうか?日本は年功序列の文化があるので、上司は年上のほうがいいものです。しょっぱなから、阿部ちゃんは

「きょ、今日からお世話になる阿部です。牧場の仕事は初めてで。ご、ご迷惑おかけしてしまうかもしれませんが・・・よろしくお願いします」と二十歳の先輩に頭を下げます。そして開口一番

「じゃ、なんで今さら牧場で働こうと思ったんですか?」と二十歳の先輩に問われます。そして、この1年のことを正直に話していった。これがよかった。

「そんな理由で?本気でココで働くつもりっすか?」とギロリと睨まれます。
「はい・・・。よ、宜しくお願いします。」

「マジでぇ??? 阿部りん、おもしろいっすねぇ~~~!!」。と早速気に入られる。

そんな屈託のない二十歳先輩からは、牛の世話の仕方にとどまらず、牧場での生活の仕方、買い物に便利のよいスーパーのありか、病院について懇切丁寧にアドバイスを受けます。これまで数々の転職を繰り返してきた阿部涼さんにとって、これまでにないほどに丁寧で親切な対応に驚きます。感激します。二十歳先輩につい、「なんでそんなに優しくして頂けるのですか?」と問うと

「牧場の仕事はカラダがめちゃくちゃシンドイしごと、だからどんどん辞めていく人も多い。でも、せっかく縁あってであったのだから、一緒に働いている間は楽しくやりたいじゃ~ないですか!」

「でも、あなたの優しさに甘えてしまって、私が年上ぶって偉そうにしちゃったら?」と阿部ちゃんが二十歳先輩に問うと

「そこまでの人間なんだなって思います。ひとの優しさに甘えて、筋ちがいなことをするひとは、どこにいってもダメ!

うち持論があるんです。

『自分の希望をひとつ叶えたかったら、相手の望みを3つ叶える。そうしたら、お互い気持ちよく付き合えるんじゃないかな?』」。(やるじゃん二十歳先輩!)

実は、私の職場にも年功序列とは言い難い、先輩で年下とか生意気な後輩の年下といった輩(やから)がいます。気を使う職場です。そして、先月から年上の後輩の指導を私はさせて頂いています。ホンネでどんどん話す私ですが、やはり気を使います。年下であることの常識、目上を敬うことを忘れずに、先輩面しないように教えていくことを心掛けています。

これまでに、優しく接したことで、二十歳先輩の言うような「筋ちがいなことをするひと」に出会ったことが私にはあります。そうしたひとは伸びません。どこか社会人とか企業人としてのスタンダードな考え方ができていない。教えてもらわなければならないご自分の立場がわかっていないのだと思います。そうしたかたは得てして「教え方が悪い」とか周り(職場)が悪いと思っているものです。なので、進歩できない。

するとどうなるか?

誰からも教えてもらえなくなるんです。教えられているのに学ぼうとしなくなるんです。たちまち窮地に立たされる。誰によって窮地にたたされるのか?実は自分でそうしたのです。厳しい言い方をすると、教え方にイイも悪いもありません。教わるということはそうしたものです。まず、頭を下げて教えを乞う。

私自身は先輩面をしないように相手の歩調にあわせて教えたいほうです。でも、私が教わる立場ならば、どのような扱い方をされようとそんなことは二の次でドーデモいいこと。まずは、教えて頂く事に集中しそれを吸収していくことがいまの自分の仕事なのだとわきまえます。教え方にイイも悪いもないからです。わからなければ聞けばいい。話しを戻します。

あなたは年下から学んだ、という経験はありますか?

素直に年下から学ぶということはかなり難しいことなのかもしれません。部活をしていたことのあるかたなら想像がつくでしょうか?年下の後輩に「ココはこうするんだよ!」などと言われたら逆ギレしたくなりますよね。でも、社会に出るとそうしたことが長い人生にはある可能性があることは頭の隅に置いておくとイイと思いますヨ。

心底偽りなく「生徒から学ばせてもらった」という教師のかたや、「子供から教えられた・・」という親のかたがたまにいたりします。でも、そうした人はとびっきりデキタひとなのだと私は思います。

そして、著者の阿部涼さんも、二十歳先輩から素直に学びました。教わるということ、教わる立場をわきまえていたからこそ、まず頭を下げ学べたのだと思います。

「自分の希望をひとつ叶えたかったら、相手の望みを3つ叶える。」かなりいいことを私も学ばせてもらいました。恐るべし二十歳先輩!(次回もつづきます)

日本全国から選べる!リゾートバイト  リゾバ.com