あえて「大きな組織」に背を向けて、東大生が選んだ「中小」の企業をご存知だろうか?

2012年10月8日号(2年前の記事ですが古くなく再考してみたいとわたしは思っています)のアエラによると、「自分の意欲や能力を活かせる企業であれば、企業の規模に関係なく飛び込む学生が徐々に増えている」としている。

東大生中小

東大卒の多田康政さんは、就活当初、周りの仲間と同様に大企業中心の就活をしていた。しかし中盤にさしかかると、規模の大きな会社で働く自分の姿を想像するたび、違和感が広がった。

それには、学生時代にしていたバイト経験がある。大手と小規模の両方の会社で働き、小さな企業では自分の提案が次々採用された。そして、エリジオンに入社する。

東大出身の堀江真弘さんも社員60人の小さな企業を選んだ東大生だ。堀江さんは最初、投資銀行やコンサルティング会社の面接を受けている。ところが、どこも「営業職はどうか?」などと問いかけられる。抵抗はなかったものの、「自分自身で価値あるモノを生み出したい」という希望が強かった。

そこでいったん、企業の選択を仕切り直し、ベンチャー企業も視野に入れることにした。三三の就職面接は、雰囲気が大企業とはまったく違っていた。

面接というよりも長い時間をかけた面談。いきなり担当者が業務について突っ込んだ話を振ってくる。「みんなでものを作っている」という将来の自分の姿がイメージできる面談であった。

村井芙美子さんも東大出身。彼女も当初は周囲の同級生と同じように、メーカーや鉄道会社など大企業を中心に就活を進めていた。

しかし、「早く一人前になりたい」という思いがあった。もし大企業に入ったら、自分の成長を感じられる部署に、若いうちから配属される保証はない。ベンチャーこそ、早期にスキルを身に付けられると考え始めた。

そしてある会社説明会で「君たち自身のチカラで。経済を動かしてみないか」と問われる。

それまでのどの企業からもない、心に刺さる言葉だった。

企業と学生のマッチングを支援しているスローガンの社長伊藤豊さんは、「今後も中小、ベンチャー企業を志望する東大生は増える」という。

スローガンの伊藤社長は、ハードワークを望んでいる東大生と日々接している立場から、彼ら東大生の志向を分析している。

①大企業への就職が安泰ではないと理解している。
②将来の「新御三家」になる企業を見つけたい。
③ブランド力に頼らず、自分の価値を高めたい。
④人生の最大のリスクは、自分が成長できないまま年を取ること。
⑤リスクが大きいのは、「会社の規模が社員の安定を保障する」という幻想に守られた大企業のほうではないか、と感じている。

こうした冴えた頭で導き出し、東大生が選んだ企業を紹介しましょう。

アクトコール
アップフロンティア
あとらす二十一
イトクロ
オアシスソリューション
オースビー
ガイアックス
カヤック
こうゆう
コーポレイト ディレクション
三三
シグマクシス
シンプレクス・コンサルティング
スキルアップジャパン
トラベル世界
プレアデス
フロムスクラッチ
メディウエル
リードエグジビジョンジャパン
ジーユー
オーウエル
オーダーチーズ
ドッドウエル ピーエム・エス
モミアンドトイ・エンターテイメント
リステアホールディングス

この2012年のアエラの記事が古くはない理由は、設立当初とは状況が変わり、超優秀でもないハードワーク好きにもチャンスが巡ってきているとわたしは読んでいるからです。ある程度事業が軌道にのると、必要な人材の幅が広がる。

そんなベンチャー企業の中で、テラモーターズは、最近のネット上でも「上場間近か・・」といった憶測を呼んでいる。

大きく豊かに幸せになる。

そんな切り口で、「同級生と同じように・・」を仕切りなおしてみるのは大いにアリとわたしは思います。
(余計に混乱させたいのではありません。「ピン!」ときた方へ向けてのお話しですよ。)