飲食系のお店には、資本力があって総本山のような本部があって、たくさんのお店をチェーン展開している企業と個人経営しているお店があります。

今回紹介させて頂く”赤坂 津つ井”は個人経営の洋食店です。価格帯は高めな洋食店。(ココからかなり脱線します。お急ぎの方は下にスクロールしてくださいマセ)

もともとは個人店として経営していて、顧客からの要望をうまく取り入れて成功すると、ドンドン店舗を増やしてチェーン展開することができます。成功した店は同業者からサービスも経営手法もイイものは盗まれる。

すると、似たような、顧客にウケル料理やサービスが真似されて、似たようなお店が増え出します。その代表のような飲食店が牛丼店なのでしょう。同じようなカウンターでおひとり様がファストフードのような感覚で気軽に食事ができる牛丼チェーン店は儲かることがわかっていたので、

各社がドンドン店舗を増やしました。たとえば、牛丼の大手の吉野家・松屋・すき家の3社だけで全国に4,200店舗もあります。(2014年現在)

食事にお金をあまりかけたくない顧客は、比較的手軽でも満足できるこうした牛丼チェーン店をよく利用しました。こうした需要に応えるかたちで店舗数が増えて行きました。それでも、店舗が増えることで1店舗あたりの売上げが伸びなくなると、

1品の単価を下げて顧客数を増やす手法が執り行われてきました。どのチェーン店も似たような経営手法を取り入れたことで、価格競争が激しくなりドンドン値下げが行われました。

スタッフが働いてシンドイことが多いのは、価格競争による低価格なサービスを提供しようとしている業態でツケがスタッフにも回ってくるからですね。

牛丼店はこのところ新しい商品を開発したり少し高めの商品を打ち出して、一連の低価格競争とは異なる展開になってきました。

いっときマスコミでもネットニュースでも頻繁に取り上げられた大塚家具の経営にまつわる騒動は、高級志向の顧客をターゲットとしたこれまでの経営方法から、価格帯を下げて集客を増やす手法に切り替えるか否かが問われました。

結果、価格帯を下げてより集客を増やす手法に切り替えることになったわけです。家具を顧客目線で考えると、家具選びというのは、かなりワクワクする体験でした。新しい家に住むというのは心弾むものです。

一生に1度の買い物である夢の新居であればなおさら、生活空間にふさわしい家具を選ぶことも、ワクワクする体験でした。家具選びそのものも夢の実現そのものでした。

室内のカーテン1つとってみても、そこに住むひとの好みの色やデザインのカーテンとそうではないカーテンでは居心地がかわることは、容易に想像することができるものです。

あたらしい生活を始めるにあたっては、すこしフンパツしてでもイイ家具を選びたい。特にながい時間をその新居ですごす主婦層にとっては、譲れないのが家具選びでした。高級家具が売れる理由の1つがココになります。

そうした一生に1度(程度)の夢にふさわしい高級家具は売れていた。ところが、ある程度の満足感が得られるのであれば、安いほうがイイという消費者が増えてきた。すこし極端なたとえを1つ。

百均というのはいまでは、生活に必要なものがホボすべて揃えられるほど品揃えが豊富です。わたしもよく利用させていただいています。おなじような商品ならば、なるべく安く買いたいと思うことは当たり前なことなのだと思います。

そして、前まではとても100円では手に入らなかったようなものが百均で次々と店頭に並ぶようになりました。百均は究極的な低価格競争によって急速に成長しています。ついつい「コレもコレも」と衝動買いしたくなるほど品揃えが豊富ですね。こうした”衝動買い”も狙っている経営手法の1つなハズです。

百均ができた当初は「こんなものが100円なの?」という驚きがありました。ところが百均になれてくると、他店で似たような商品を見かけて、値段がかなり高いと「百均にもあったよね・・」と100円を基準にして値ごろ感を感ずるようになりました。

同じ商品ならば「コレって百均にあったかな?」とひとまず買い控える習慣のようなものがないでしょうか?

明らかに、顧客の値ごろ感が変わったんですね。家具の話に戻すと、ニトリさんやイケアさんの低価格帯家具の店舗が増え出して、顧客は百均のときのように安い家具の値段を基準にして家具を選ぶ時代に変わったのです。

わたしはよく百均を利用しますけれど、安くてうれしいからよく利用しています。でも、1つだけ足りないものがあることに気づきました。百均を利用していて品揃えを眺めていて突然に「便利で安くってそれで十分イイんだけれど、どの商品にも夢はないナ・・」と。

ひとそれぞれの価値観による違いはあるでしょうけれど、ワクワク感というものは、どうしても百均の商品にはないとわたしは感じています。百均にワクワク感を望んでいて失望しているのではありません。

低価格のコスパ重視な志向にはもともと、未来への夢や希望をあまり望まない、そんな部分がないでしょうか?むしろ、未来への夢や希望を削ぎ落として利便性を追求したカタチとして百均の商品が見えだしたのです。

高い高価な品物ならばイイのでもありません。でも、未来への夢や希望、ワクワク感であったりイキイキしてくる商品はひとを元気にするエネルギーがあるんです。

その源は、顧客の想像を超えた魅力。(ニトリさんやイケアさんの商品はいいものですけれど、顧客が求めているイメージを遥かに飛び越えてはいません。すこし期待値を超えている程度。ひきつけられる魅力には至っていない。)

では、どこには未来への夢や希望やワクワクやドキドキがあったのか?

たぶん、これまでの大塚家具さんにはあったのです。(もちろん、未来への夢になる、ワクワクやドキドキできる商品は他にもたくさんあるでしょう)

その大塚家具さんが、これまでの高級感溢れる家具から路線を変更して、比較的安い商品を多くの顧客に販売するように変わります。

1つのわたしの懸念は、このようにコスパ重視の風潮が広がっていくことで、若い方がイイものを見なくなったり、触る機会がかなり減るであろうということです。すると、ホントにイイものが世の中にはあるということ事態がわからなくなる。

海にたとえると、海面の波の様子とか海水浴でのふつうの風景はわかる。でも20M、30Mの海の中の世界を知らない。日常のある空間に普段の生活とは異質なすばらしい世界があることをこれまでは普通に知ることができた。これまでは、普通に知れていたすこし深い海の様子を知らないような方々が増えるのでしょう。

すこし話しが変わります。電車の中刷り広告でも新聞の広告でも。この20年ほどの間に、かなりクオリティーが下がりました。いま20才とか30才くらいの方々は、ほとんどクオリティーのかなり高いデザイン広告を知らない。電車の中にでも「ワクワク」だったり「イキイキ」や「ドキドキ」があったことを知らないハズです。

たぶん、こうしたことが原因になっていて、「将来に夢を持てない・・」とか「なにかになりたい。」とか「何かを成し遂げたい」といった気持ちになれない若者が増えているのだと思います。

海やデザインとは1例です。むつかしい言葉を使うとそれは「真・善・美」というものです。

「真」とは、ホントの事。言いだしっぺのプラトンという哲学者はこの真を定義できていません。あらゆるものは変化し続けるということです。このブログを見る前のあなたと読んだ後のあなたはちがうあなたに変わっている。そういうわたしもいま変わり続けています。

変わる本質を持ち合わせているからこそ、成長という変化はどなたにでもできるのです。

「善」というのは、嘘っぽい人になるよりも、ホントを語り実行することのほうが気持ちがよくなるように人間はできている、ということです。困難を避けることはじつは、嘘っぽい人のハンチュウに入ります。なぜならば、ご自分が生まれ出る前に、自分で自分に試練を与えることにした、その試練をスルーしているからです。(運命をある程度スケジュールして人は生まれてくるとわたしは考えます。)自分に嘘をついているんです。成長するために設定したハズのその試練を避けているのは、自分に嘘をつくことです。

「美」とは、2つのトイレがあって、左は汚い。右はピッカピカ。だれであっても右のピッカピカのトイレを使いたいと思う、ということです。汚れた衣服は洗濯したい、ということです。汚い手でよりきれいな手で食べ物を触りたい。きれいをみるとうれしいということです。

こうした人間の根源に関わりうるものがドンドンなくなっていく。

かなりモッタイないと私は思います。人生のすべてにおいて、です。たぶん、すぐれた芸術には深海を知るヒントがある。話しをもどします。

これからの人は百均などの低価格商品ばかりを目にすることで、益々「ワクワク」だったり「イキイキ」や「ドキドキ」といった高揚感を味わう経験ができなくならないかな?と思うのです。あまりにも足りない栄養素に気づいたある人達がいっきに「ワクワク」だったり「イキイキ」や「ドキドキ」を世に広めるのかもしれませんが。

ながいながい前置きでした。本題はこれからです。

今回紹介させて頂く”赤坂 津つ井”は個人経営の洋食店です。価格帯は高めな洋食店。

正直に申し上げて、”赤坂 津つ井”さんがどのような洋食屋さんなのかは今回の正社員の募集記事でしかわかりません。わたしは津つ井さんに食べに行ったこともないです。

はたらいくの募集記事で、おかみさんがご自分の姿をさらけ出している写真に最初に目がとまりました。かなり覚悟がいっただろうと推測します。包み隠さず正直な文章にも好感を持ちました。

何か忘れかけていたことを大事にしようとされている、そんなお店と思います。

募集記事には、迎え入れた社員を家族のように大事に育てるといったことが女将さんの文面で語られています。たとえば、

あなたがそれぞれの道で活躍してくれるまで、
寄り添い続けるのが私達の使命だと感じています。

社長もスタッフの近くで一緒に考え、一緒に悩んでくれます。

どんなお店にしていきたいか?

どうしたらスタッフ皆が笑顔で働けるか?

一緒にお店を作っていく事を一番大切にしています。

チェーン展開しているお店であっても面倒見のよい店長はいるでしょうけれど、今回募集の津つ井では一層、暖かく社員を迎え入れてくれる、そして日々スタッフのことを考えてくれる、そんな家族的な職場なのだと思います。さらに、

どんなに人が良くても働き詰めだったり、
給与が安いままでは安心して働けませんよね。

当店は多忙な飲食業界の中でも、
夏期休暇は3~4日、年末年始は1週間ほどの長期休暇等
仕事と生活、どちらも充実できるようにしています。

他にも、各種待遇を充実させています。
皆さんが安心して、やりたい事に没頭できるよう、
環境もきちんと整えてお待ちしております。
私達は全部を揃えて、あなたを幸せにしたいんです。

と語られています。

津つ井さんはホームページで店舗風景の写真を掲載しています。赤坂というと高級料亭がある土地柄です。国会議員さんもよく利用しているのが赤坂の料亭。

この津つ井の店構えは最高級ではないけれど高級感のある落ち着いたお店という印象をわたしは持ちました。おもしろいのは、洋食を箸で食べられるように料理を工夫されてきたやさしさです。

他店との差別化のための経営戦略としてお箸で召し上がれる洋食を思いついたのではありません。お箸で食べられる工夫だけの料理なのでもありません。ではどういう料理やサービスなのか?

ココはホームページをご覧になってみて、応募したいと思われた方が素直に感じ考えたことを面接の際に語られるのがイイでしょう。(なぜなら、正直に包み隠さず募集しているのですから、応募された方も包み隠さず、がイイんです)

募集の対象となる方は?

「未経験者・復職希望の有る方も歓迎します。

キッチンスタッフ:料理に興味がある、料理が好きな方
→調理スキルを磨きたい方も大歓迎!
将来自分のお店を持ちたい方大歓迎!

ホールスタッフ:人を喜ばすのが好きな方、接客が好きな方
→接客業経験者大歓迎(ブランク可)

20~40代の男性・女性スタッフが活躍中!

となっています。

津つ井の住所は、東京都港区赤坂2-22-24泉赤坂ビルで、千代田線「赤坂駅」より徒歩5分/各線「溜池山王駅」より徒歩7分
南北線「六本木一丁目駅」より徒歩7分です。地図はコチラ。

東京都港区赤坂2-22-24

勤務時間は、キッチンスタッフは9:00~15:00/17:00~22:00でホールスタッフは10:00~15:00/17:00~22:00。

給与・休日は?

月給25万円~(一律手当含む)で3ヶ月試用期間(最初の1ヶ月は実働日割)は日給9772円~1万円です。
初任給は経験考慮します、となっています。 ※試用期間短縮の場合有

月8日以上(シフト制)、第1・3日曜、祝日の月曜
慶弔休暇、夏季・冬季休暇※土日祝は勤務時間変更の場合有
毎月休日の希望日を提出できます

福利・厚生は?

◆昇給年1回(入社日の1年後)◆賞与年2回(7月・12月)◆残業有
◆小物手当(着物着用の場合5000円/月)◆食事付き ◆制服貸与
◆社員割引(50%)有◆交通費規定内支給(月2万円迄)

となっています。

家族的な暖かさのある職場が向いている方、仕事のククリの面積に広がりがあるほうが安心できる方のためのお仕事なのだと思います。

面接でぜひ聞いておきたい事

今回募集の背景が”はたらいく”に書かれています。業績好調ということによるスタッフ増員の募集であることの確認を面接でされるのがイイと思います。

・近年での大きな転換のような出来事がありますか?(42才の料理長兼社長に変わったイキサツをたずねましょう)

・業績好調の要因は何ですか?

・スタッフの方で独立された方はいますか?どのようにして独立されましたか?

といった質問をしていくと、今回の募集の真意がわかるハズです。

津つ井の正社員の募集ははたらいくで2015/06/08 AM07:00まで掲載予定となっています。