2014年9月18日の東テレの「カンブリア宮殿」は、snow peak(スノーピーク)が特集されていました。アウトドア大好きな方にとってかなりイイ面白い企業がこのsnow peak(スノーピーク)です。(今回も長いです。スノーピーク武蔵小杉店でオープニングスタッフを募集しています。お急ぎの方は、一番下にスクロールしてみてくださいネ)

スノーピーク正社員の募集内容(リクルートエージェント)

スノーピークは、アウトドア好きなかたでも、山ガールのかたにもあまり知られていない企業なのかもしれません。実は私も今回の番組ではじめて知りました。(ダメですか?)

いい企業はおおむねいい経営者が率いているものです。そして、このsnow peak(スノーピーク)は、とにかく社長が面白いんです。だいぶ、変わっていておもしろい。わたしはこうした人が大好きです。あたまが切れるタイプではなく人柄がイイ。

オートキャンプのテントからチェアーなどまで「他メーカーと一味違い、使い勝手がかなりイイ。」なので、一度使うとトリコになって、100万円以上のスノーピークの商品を購入してしまったというファンが番組に登場していました。こうした熱烈なファンをスノーピーカーというのだそうです。

スノーピークの創業は1958年で社員は160名、山の中腹に(住所:新潟県三条市中野原456)にある本社の外周の敷地はオートキャンプ場になっていて、オフィス内はIT企業のように綺麗なレイアウト。本社の敷地内には、自然の雨や風が入り込むように設計されたスペースに「耐久実験スペース」があったりします。

修理の専用工房もあり、長年使ってもらうための施策もしっかりしています。どのような製品でも修理部門は赤字となるものです。人件費はかかる割に多額の料金を顧客に請求しにくいからです。それでも、ユーザーの思いを大切に、修理部門を充実し、本社へ配送することなく店舗ですぐ修理してしまえる体制を整えています。(店舗で修理できる製品は限定されていますが)

すこし話しが脱線すると、革靴。靴の修理はこの日本の盲点のようなところがあります。履きなれた革靴を末永く修理して履き続けたいというかたは多いハズ。でも修理業はなかなか採算がとれないので、簡易修理のチェーン店くらいしか街中にありません。そして結構料金もバカにならない。

修理したあとには、よかったハズの履き心地のよさがなくなっていた・・・、というかたも多いのではないでしょうか?実はわたしはそうした経験をしています。この分野で成功している人をわたしは知りません。成功できるとかなり大儲けできるでしょうね。これからの商売のヒントになるでしょうか?

( フランチャイズはやめたほうがいいと個人的に調べてみた結果感じています。大儲けするには、これまでにはない画期的なシステムが必要な気はしています。)話しを戻しますね。

この10年ほどのキャンプ人口は700万人から800万人であまり変動していませんが、今回紹介させて頂くスノーピークの売上高は10億円台から40億円余りへと大きく成長しています。

ココで社長の面白さをすこし。

本社にあるキャンプ場で月曜日の朝、カンブリア宮殿の取材スタッフは、キャンプ場のテントで朝目覚めたばかりの社長の山井太(とおる)さんの姿を映していました。わたしはおったまげました。かなりの変態っぷり。イイ意味での変態。(変態にイイも悪いもないかも?ですが・・・)月に1度はこのテントから出勤されているという。

休日テント泊して行楽しているんではないんです。ホームレスのかたでもないんです。会社の敷地にベッドがわりにテントの寝袋で寝て起きて、そこからご出勤してしまっているヒト。世界中にたぶんひとりしかいないと思いますよ、こうした社長さんは。でもなにかほのぼのとしたお顔立ちが印象的です。

「地球の上で寝ている」という気分になれる、のだそうです。(ねえ~変態でしょう?)

年間で15泊くらい、この本社の敷地内になるキャンプ場で寝泊まりしている社長の山井太さんは、年間で50泊くらいキャンプをしている、ホントにキャンプが好きな社長さんです。

(ちょっとバカですね(笑)。冷暖房完備の21世紀の世の中で、都会の高層ホテルで夜景を眺めながらワイングラスを片手に・・という普通っぽさがありません。会社の社長ともあろうひとが、わざわざテント泊をして出勤しているなんて・・・。ごめんなさい山井さん。ホントは大好きだからこそのいじり方ですので・・)

スノーピークの山井太社長はとってもすごいことを言っています。

「やるべきこと、やりたいこと、できること」この3つの要素が無理なく重なっている企業は絶対に強い。

スノーピークの仕事の品質は2つしかない。

それは、「感動品質」と「失望品質」。この2つしかない。その基準はユーザーの笑顔があるかどうかでわかります。顧客の期待値以上であればそれは「感動品質」となり、期待値以下だと「失望品質」となります。

では実際にどんな製品があるのか?

手のひらサイズの小型のバーナー取り付け金具のギガパワーは持ち運びが軽く世界的に売れている。アメリカを代表する専門誌BACKPACKERのエディターズチョイス賞を受賞している商品だ。

テントは密閉されているので、炭火の使用は厳禁だ。一酸化炭素中毒で死んでしまうから。でも野外でテントの中でバーベキューがしたい、といった顧客の要望に応えて、常識破りのテント、天井部分に排気口のあるテントを開発してしまった。これで、雨の日でもバーベキューができると顧客に大好評。

野外でのバーベキューよりも快適、と利用者のかたが感想を話していました。

スノーピークの焚き火台。四角錐のトンガッタ方を下にしたカタチの焚き火台。テントをしているひとがやりたいことの1つがこの焚き火。火を起こしゆらゆらと炎が揺れるのをじっと見ているとココロが落ち着くといった経験をされたことはありますか?

こうした焚き火愛好家に好評なのがこの焚き火台。「炎のかたちがカッコいいので感動して結局買ってしましました」とユーザーの方がコメントしていました。この焚き火台は発売当初はまったく売れなかったが、これまでに15万台売れた息の長いヒット商品だ。

こうした商品の開発力でスノーピークの商品は世界17カ国以上で販売され、海外の売上率は全体の売上の35%になっているという。

番組ではスノーピークーの2万9800円のテントをスタジオに張って、山井社長と村上龍さんと小池栄子さんがテントのなかでお話しされていました。小池栄子さんが思わず、「テントっていいですね。距離感がちかくなって・・」と村上龍さんにすこし近づくと、とっても恥ずかしい表情になる村上龍さんが面白かったです。

わたしがアウトドアのお仕事をたびたびこのブログで紹介させて頂いているのも、こうしたココロの素の部分で話しができる、自然な何かをとりもどす贅沢な時間を過ごせるところにありますヨ。

テントの外で利用する「ワンアクションテーブル」は、一瞬で折りたためる製品で、村上龍さんは引田天功さんのイリュージョンをみているよう、と表現されていました。

スノーピークの製品はこうした驚きの製品ばかりなのだと山井さんは仰ります。「全ての製品に、こうした仕掛けが入っていたり、他社製品とはまったく違うコンセプトによって実現されている。」ということです。スノーピークが急成長している理由の一旦がわかりますね。

山井太社長のポリシーは、「絶対に他社の真似はしない。コピー商品は一切作ったことがない」ということです。

山井太さんは子供の頃から父親の影響もあり登山が大好きでした。もともと危険なことが好きな性格で、ロッククライミングがやりたかったそうですが、これでは息子がほんとに死んでしまうと禁止されます。そこで許されたのがオートキャンプ。

そのオートキャンプで使用しているテントは耐久性が弱くすぐに壊れてしまうものでした。そこで、山井さんは、自分というユーザー目線で徹底的にイイ製品を作ることにしました。採算度外視で。そのころのオートキャンプ用のテントは5万円程度。

徹底的にイイ製品は仕上がり結果価格は28万円。当初はまったく売れませんでしたが、ヘビーユーザーから支持されて、結果100張り売れたのだそうです。このときユーザー目線で商品開発するというポリシーを山井さんは学びます。

採算度外視で作った高すぎるテントが100張り売れたことを、山井さんは、
「自分と同じような変態が100人いたんです・・」と仰ります。

(ココで感の鋭い方はわかったハズ。なにもわたしが好き好んで先に山井さんを「変態」呼ばわりしていたのではなく、ご本人が番組で自らを「変態」と称していらしたからこその、わたしの悪乗りであったのだ!ということが・・・でもゴメンねワルのりしてしまって山井さん)

実は、スノーピークは2000年頃を底として低調した時代があります。このままでは経営が立ち往かない、そんな時に顧客から本音を引き出します。その顧客の本音とは、「お店に行っても欲しい品物がない。」「高くて手が出ない」というものでした。

山井太さんは、普段寝付けないことのない方なのですが、そのときはまったく眠れなかったということです。

当ブログでたびたび登場させて頂いているカリスマファンドマネージャーの藤野英人さんは、イイ会社の社長には、挫折経験がある、ということを言っています。このスノーピークの山井社長もココで挫折経験を味わいました。そしてその挫折を踏み台にして変わり、いまのような成長企業に育てています。

どう変えたのか?

たとえば、それまで1000店舗あったお店を250店舗に縮小して接客を大切にするお店の運営に方針を変更しました。さらに、他店にはないコンセプトを大切にし、人真似をしない製品開発をする、と決めました。28万円していたテントも流通革命をして格安で買いやすい価格設定に改めます。

山井太社長は、ビジネスシーンでの大局観としてこんなコメントをされています。

「どの業界にあっても、消費者に対して多様な価値観や選択肢を与えていない業界が多い。

お金も人も優秀な人が多い企業であっても、お互いに他社のコピー商品を作ることで成り立たせている企業が多いので、そうではない、『本当のオリジナルを作る』というメーカーの本分で勝負する企業が増えていけば、消費者が多様な価値観を享受できるようになる。」

今回ご紹介しているスノーピークは、おもしろい会社ですが、他の企業とは違います。人真似をせずにオリジナルな製品を生み出していくことは、頭の使い方がちがうんです。オリジナルなことをしていくことは大変だけれど、面白そうだ!と思える方にお勧めしたい企業です。

スノーピークでは、お客様を招いてのキャンプイベントを頻繁に開催しヘビーユーザーであるスノーピーカーの方々との親睦を深める中で、顧客目線の製品開発を行っています。

だからこそ、アウトドアが好きとかキャンプが好きな方でないとしんどい会社なハズ。

「なにが好きなのかがわからない?」というかたも多いことと思います。就職するとか仕事を選ぶ前に、「好きなことがないからな・・・」と立ち止まってしまっていることはありませんか?

実は、わたしもそんな頃がありました。いま大学で日本語講師をしている先輩でわたしの大学の先輩は、「これをやっていくことに決める」ことで踏み出して、システムエンジニアから日本語講師の道に進んでいます。

なにを好きでしていくか?、を掘り下げる為には仕事をして自由な時間とそのために投資していくお金が必要です。言い方は悪いですが、「とりあえずココで働いてみる」ということができないと、先には進めません!!

ロケットの打ち上げに例えると、宇宙空間で軌道にのることがあなたが好きなことを手に入れ幸せな状態とすると、1段目のエンジンに点火して上空に飛び立つ必要はあるんです。確かな本意ではなくっても、仕事に就き稼ぐことをしていくことで、2段ロケットの点火がはじめて可能になり、「好き」にまた1歩近づけます。

不本意なその日常で「好き」を探していくこと。それをしなければ前には決して進めません。

社会に出ることではじめて、これまでのご自身の「好き」さ加減もわかります。好きの質は変わるものです。

わたしもご多分にもれず、人生のどん底近辺でフト書店で手にした写真集に感動してから写真を徐々に始めます。そして、数年後にはその写真家にお会いしました。写真を好きになろうとして写真を続けていき、やがてホントに好きになり、写真を生業(なりわい)にしていた時期もあります。

今朝フト思いつきました。「オレってなんでアウトドア好きなんだっけ?」とボーっとしていると、それは、夜空の星空をみた感動であったり、夕日のすばらしい景色、紅葉の赤赤とした山を思い出します。でも、実はその根っこには、小学校に上がる前とか小学校低学年の頃の自分自身のココロの有り様にあったのではないか?と。

子供の頃に、思わず魅さられたようなこと。感動という言葉も知らない頃に感じ入った経験。

幼少の頃・小学・中学・高校・大学などのそれぞれの場面で感動したこと。映画でも書籍でも気持ちを引っ張られたこと。ソコにいま悩んでいる「好き」な分野があるハズです。

「ココかな?」とピンときたら、そこに決めてやってみる。掘り下げていく。続けていく。

するといつの間にかホントに好きになっている。

「焚き火をみるのがすき」というひとは多いハズ。新築の家に暖炉を作るというのもそうした嗜好の一旦でしょう。俳優の渡哲也さんも確か休日の時間のある日には自宅の庭で延々と焚き火をする、ということを仰っていました。

そんな「焚き火好き」がたまたまオートキャンプをしていくと、ランタンの明かりだけのテントの中で仲間と話をすることに新たな面白さを拾い上げ、トイレのためテントから出て用事をしている束の間、上を見上げると満天の大きなの星星に思わず感動してまた面白さを拾い上げ、そんな連鎖でドンドン楽しみが増えていくものです。

「人生の目的は達成感」になるのではないか?と当ブログで以前書かせていただいたことがあります。近年山登りが若い方々にも人気があるのは、登頂することで得る、一歩一歩積み重ねることでしか得られない達成感にもあるのだと思います。話しを戻しますネ。

スノーピークは新潟県三条市に本社があります。2014年09月23日現在、アルバイトと正社員の募集をしています。新卒採用は6月に説明会を実施しているようです。2016年度に応募したいかたは、6月に東京で説明会があることを頭の隅に入れておきましょう。

スノーピーク武蔵小杉店オープニングスタッフ(アルバイト)をただいま募集しています。オープンは11月下旬オープン予定。

勤務時間:10:00~21:30のなかで実働8時間(シフト制)
応募資格:学歴不問。
アルバイトの募集ですが、頑張ると正社員になれます!!(勤務実績により準社員、正社員への登用制度有り)

対象となる方

○アウトドア(キャンプやトレッキングなど)を実際に楽しんでいる方
○明るく元気な方で、お客さまとのコミュニケーションを楽しめる方
○弊社のミッションステートメント「The Snow Peak Way」に共感できる方
○土日祝日、GW、夏季等繁忙期に勤務できる方
○販売業務経験者、長期間勤務可能な方優遇
※未経験者も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

となっています。

この武蔵小杉店のオープニングスタッフの応募は、新潟の本社に履歴書を送る必要があります。

どのくらい好きなのか?ということを全面にアピールしていくとイイと思います。そしてオリジナルであること、そのためにあなたができそうなことを書けるといいと思います。

ユーザー目線で、こうした商品はココを工夫したらもっといい、といったアイデアがあると即決されること間違いなし!

スノーピーク採用情報

2014/12/16 追記

スノーピークは2014/12/11に東京証券取引所マザーズに上場しました。

2015/05/22現在、スノーピークでは正社員を募集中!
スノーピーク正社員の募集内容(リクルートエージェント)