12/22のBSジャパン「ジョブレボ!」では、年末特別企画として、企業の人事担当者に直接聞く、をテーマに放送されました。

BSジャパン「ジョブレボ!」はお笑い芸人で水谷八重子さんと親交の深い?友近さんとパーソナル・キャリアで転職支援サービスにてゼネラルマネジャーをされている佐藤裕さんがナビゲートしていました。

ポピンズ・MINXworld・ニトリ・サーバーエージェント・大日本印刷の5社の人事担当者が参加されました。

採用基準は毎年変えているのか?

採用基準を毎年変えている? YES or NO
ポピンズ  YES
MINXworld  YES
ニトリ  YES
サーバーエージェント  NO
大日本印刷  YES

この質問への人事部の返答は、「人事部担当者自身がどのように採用基準と向き合っているか?」がわかる質問です。

サーバーエージェントだけが、採用基準は毎年同じとしていました。サーバーエージェント(GPTW受賞多数)の採用育成本部 新卒採用責任者小澤政生さんは、

「素直で前向きな人」が採用基準だと明解です。

どういうことなのか?

なんでもかまわないので、新しい事にチャレンジしてゆく。

とことんのめり込んで、その過程で、わからない事があると一人で悩まずに「かわりません!教えてください!と言える人。

こうした採用基準は当初から変わっていないと、サーバーエージェント新卒採用責任者の小澤政生さんは言います。

変わらない為に、採用基準をあえて変えている。

大日本印刷の人材開発部の野田万利子さんは、「変わらないものとは、DNP(大日本印刷)が140年培ってきたスピリット、そうしたマインドのある人を採用してきています。

そのために、採用手法は社会環境の変化に合わせて変えてます。」と言っています。

採用基準の”基準”についての問いに対して、採用手法という”手法”=テクニカルな部分で回答しています。この言葉のすり替えによる説明の仕方が大企業らしいと私は感じました。

聞いていてわからない。そこを察する。

解釈としては、時代変化に対応できるための素質ある人が欲しいという点で、採用基準は毎年変わりはしないけれど、

印刷会社として採用してきたある時点までとは違って、未知の分野へ挑戦できる人材採用にシフトしてきた、人事部内部での採用基準が変化したことを告白してしまったように私は感じています。

企業によって採用基準は違る事が大学受験との大きな違いだと思っておく

この20年ほど前までの民間企業での変化を簡単にまとめると、どの会社でも似たような採用基準で採用は決定していました。

高度成長期で日本の製造業が活況で、作れば売れる時代でのお話しです。

実は、いまの日本では、発展途上国とのビジネスチャンスで大きなかじ取りで失敗し、業種という垣根を超えて事業展開することが多くなっています。

大人口を擁する発展途上国とビジネスパートナーとなっていたら、まだまだインフラ分野などで、高度成長期同様の業態でビジネスがあった。

ビジネスパートナーになれなかったので、他国の他社に仕事を奪われた。

今あなたが就職を希望している企業は、10年後には、いまと同じではありません

それまでの業界での業界全体のパイ大きさが小さくなったのです。

そこでの企業の選択肢には2つあって、海外に事業を拡げて、関われるパイを大きくすることと、日本国内で、異業種の今後発展可能性の高い分野に新規事業を立ち上げる事です。

新規事業を立ち上げた事で成功した会社。フジフィルムという会社が典型的です。カメラのフィルム、カラー写真に必要不可欠であったカラーフィルムは、

デジカメの進出でドンドンと需要が減りました。15年程前であれば、まだまだフィルムで写真を撮影し、現像してプリントしている顧客はいたけれど、

今では、カメラ好きな私でさえも、写真の現像やプリントはしていません。デジカメを購入してしまったからです。

そして、みごとに、フジフィルムさんは化粧品業界に事業をシフトしてしまっています。20年前であれば、カメラが好きだったり、写真が好きな人が採用された部分はあったに違いない。

けれど、フィルムと全く異なる事業展開をしているフジフィルムさんに、「写真が好きなので応募しました。」と今いう就活生はいませんよね。

入社試験には、受験同様な問題集や参考書はありません

大学受験であれば、試験の傾向は概ね問題集などや参考書を熟読するとわかります。

でも、今の企業、新規事業も見据えた事業展開に従事している企業に合格するためには、問題集や参考書はないと思った方が良いです。

ただし、足切りとして基礎能力の部分での適性試験はあって、心理学の研究によって問題が練られている。

企業ごとに採用基準は異なります。

各企業で採用基準が違うのです。だからといって学歴は関係なにのでもありません。課題が与えられて、やり遂げる能力として各企業では学歴を評価の主軸にしています。

ただし、学歴だけで採用が決定することはかなり少なくなってきました。事業内容が多種多様に企業自体が変わったからです。

では、就職するための準備はどうすればよいのか?

就活生がもっとも苦手で、やらない人が圧倒的に多いのが、企業研究です。ターゲットとする企業の投資家向けの資料アニュアルレポートを読むと、その企業が何をしていて今後どうしたいのかが分かります。

会社四季報の情報からは、そのあなたが受けたいターゲット企業のライバル企業=競合他社を知る。すると、ライバル社とどのように差別化をしたいのかも知ることができます。