先日、”ふなっしーの仕事観は、”目の前にいる人を喜ばせる!” で、ふなっしーさんがまだ世に出るまえに、ホームセンターで買ってきた5万円ほどの材料で立てた家に住んでいたことがあるというお話しをさせていただきました。

そのブログを書き終え、「どんな生活してたのかな?」とホームレスっぽくはないであろう生活風景をわたしなりに頭で思い描きながらフト手にしたのが、今回ご紹介する”スモールハウス”という本です。(ふなっしーさんが住んでいた家がスモールハウス風であったのかは知りません)

この”スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方 (DO BOOKS)
”の書き出しにまず、魅せられました。(下記冒頭の”僕”とは、著者の高村友也さん本人であり、モチロン”ふなっしー”ではありません)

「僕は27歳で『土地持ち、マイホーム持ち』になった。勝ち組中の勝ち組だ。かった土地は、都心から原付で半日ほどの雑木林の中。10万円足らずで3坪ほどの小屋をセルフビルドし、何にもわずらわされることもない生活を送っている。

家賃やローンはないし、固定資産税もかからない。必要な電力はソーラーパネルが半永久的に供給してくれるし、生ゴミや排水は畑に戻すから大掛かりな下水設備もいらない。月に2万円もあれば左うちわで生きていける。」

収入面では、だれにでも得られる額。月10万円程度ならバイトでも契約でもだれにでも稼げるハズ。いくらガソリンが高くなっても原付バイクならタカがしれている。いまは電動の原付は不具合がありそうだけれど、いずれめったに故障しない電動原付が出回れば、燃料もいらず、充電はソーラーパネルでまかなえる。

そうした勝ち組中の勝ち組にだれでもなれる。ちょっと、ソソラレませんか?(いま言われているチマタの勝ち組よりもホントーの意味での勝ち組なのではないか?)

ネットで稼ぐ方法を見いだせるだけで、どこにでも移り住み簡単に自由を手に入れることができる。一年都会で働いて一年のんびり暮らすことだってイイ。自由気ままに旅行していい。旅行中に家賃もローンの心配もいらない。夢のような生活。

201412_ソノースモールハウス

スモールハウス(とても綺麗な家の写真が掲載されています。女性のインタビューも)というのは、明確な起源はないようですが、1999年にアイオワ大学で先生をしていたジェイ・シェファーさんが始めて、スモールハウスムーブメントを生み出したということです。

そのジェイ・シェファーさんは

”僕は自分の平穏な暮らしを支えてくれる家が欲しかったのであって、それを支えるために暮らしを捧げなければならないような家は欲しくなかった。

一方で、賃貸という考えは自分にはなかった。借り物じゃなくて、自分色に染めて使える、正真正銘の自分の家が欲しかったんだ。”

と語る。かれのセルフビルドな家は、「ナチュラル・ホーム」という雑誌の年間大賞を受賞しアメリカ中の注目を集める。

セルフビルドではないけれど日本には雑木林のような自然のどこかに家を建てたいとセッセと家をたてもしている。いわゆる別荘として。

”別荘はセカンドハウスであってついの棲家になるはずない・・”というのが普通の一般的な考え方なのでしょう。そして、ファーストハウスのない人が田舎に移り住むことを負け組のように考えたい動機もよくわかる。常識としてはそうなのでしょうね。

移動式スモールハウス

でも自然の近辺で過ごしたいということで家を建てることは、単なるステータスではなくって自然なヒトとしての当たり前な思いなのだとわかります。

でも、世間一般の常識というヤツで、マイホームをふつうに建てたことによって人々はとってもアクセクしています。これも現実。こうした現実に疑問を投げかけてみた結果、スモールハウスが生まれたのかもしれません。

一例としてはローンの長期返済への疑問。ローンを組むということは、あなたの収入の大きな部分を銀行員がたべていくために支払い続けることなんですし。そんなしくみで自分の大切な人生を捧げたくはない、と思うことは実にごもっともなこと。

こうした”しくみ”でたべていけてる人にとっては死活問題にはなるでしょうけれど。そして国家な人々も税金という収入源が減ることを危惧するんでしょうけれど。

ジェイ・シェファーさんの語る、”それを支えるために暮らしを捧げなけれだならないような家”をみなさん購入することを疑わない。そして捧げる、人生のほとんどを。

201412_スモールハウス室内

この頃の日本では、結婚しない若者が増えている。収入が減ったからという理由以上に、”あのような生活はしたくない・・”というのがホントの理由な気がしています。アクセク働くことがくだらないと感ずるほど、これまでの日本人のような生き方に魅力を感じない若者が多いのではないでしょうか?

こうして増え続ける”おひとりさま”が、これまで通りの都心近郊の持ち家やマンション、賃貸住宅に高いお金を支払い続けるだけではなくって、小さな家を必要最小限な家を所有し、サクっと支払いを終えて悠々自適に暮らすという選択肢もあっていい。

本著に登場するウィリアムズさんは、スモールハウスで生活を始めてから、モノをほとんど買わなくなった。彼女は所有物を全部(ボールペン、服、本などのすべてを1つ1つ数えました)あわせて300個と決めました。彼女は、

”死の床についた時、くだらないものを買いに行こうとは思わないでしょう?”と語ります。そして、”生活のための生活はしたくない!”とも。

著者の高村友也さんは、スモールハウスの生活に移る方々の趣向は、

”平穏な暮らしをしたい。”

”自由に生きたい”

”意味のあることをしたい”

”自分の心に問いかけて、正しいと思う答えを生きる。”

こうしたところにあるとしています。

このスモールハウスの中にある”身軽でストレスのない生活”という章に、ジェイ・シェファーさんの提案があります。

「いらないモノをハギ取っていくことからはじめるんだよ。そうすれば、自分がモノより優位な立場にあることがはっきりしてくる。」。

現代社会はストレスフルであり日本の今はうつ病患者が増え続けてもいる。こうしたことのすべての解決策をシンプルに言い当てているのではないか?

もしかしたら、ふなっしーさんは、こうしたシンプルな生活を続けていく中で、自由に自分を解き放った先で、深い意味で「ひとを笑わせたい」とか「郷土を大切にしたい」と思ったのではないでしょうか?

そして、シンプルな生活はじつは、いつでも、どこからでも、戻ることができるとも知った。だからいま「好きなことを好きなようにしていることに迷いがない」のではないか?

201412スモールハウス

この”スモールハウス”にはスモールハウスに実際に移り住んでいる方々のコトバが散りばめられています。そのコトバの1つ1つには確かなチカラがある。これからの方々のココロにすごく響くのではないかな?と思いました。

シンプルで贅沢で等身大の人生を生きているヒトがいる。そしてそうした方々が増えている。できるハードルもかなり低い。だれでもできる。ネット社会だからラクラクできるほどにハードルは低く、普通に暮らせますたぶん。(わたしは実体験していませんがしてみたいと思いますいつか。そこをそのまんまお墓にしたってイイ。)

考え方のハードルだけ。

これまで通りの考え方のレールにそって考えるとそれは、「みっともない」や「はずかしい」や「変わり者」。実はこうした考え方には、先ほどお話しした”死活問題なひと”や”収入源が減ることを危惧している人”たちの、これまで通りを守りたい思いが結びついている。

でも、”住む本人のしあわせがいちばんでしょう?人生は!”、と考えられると「至福の贅沢な人生」が味わえる。そうしたことが向いている人はかなり多いと思います。貧困問題をサクっと解決し抜け出してチャッカリ幸福を手に入れることになる。

当ブログはお仕事にまつわることがテーマです。ジェイ・シェファーさんの提案をわたしなりに解釈しなおしました。

彼の言葉の最後の”モノ”を”会社”に置き換えて考えました。

転職でも就活であってもまず最初にしていくこと、それは、自分にとっていらない条件、ハギ取ってもイイ条件を捨てることをはじめて行く、考えていくことです。

すると自分がその会社やその仕事よりも優位な立ち位置であることがはっきりする。

まず、なにがいちばん自分にとって大切なのか?

給与なのか?
勤務時間なのか?
通勤時間なのか?
仕事内容なのか?
社名ブランドなのか?
福利厚生なのか?
歴史なのか?
将来性なのか?
知名度なのか?
やりがいなのか?
スキルなのか?
起業の準備がしたいのか?
食えればなんでもいいのか?
ラクがしたいのか?

その内のどれが一番であり二番であり三番なのかを考えていくことです。

「こうしたすべてが欲しいんです!」という方はどうなのでしょう。

それって一部の成功者の生き写しなだけでしょう?(人真似なだけであなたは実はなにも考えていません!)

何なら手に入りそうか?と考える必要もある。

社会経験がないのなら、いろいろな会社にエントリーしたり面接していって手応えを感ずることでわかります。”ココで釣れないなら漁場を変えよう”と、向かう方向を変える必要がある場合もある。

漁場に問題はなくて、あなたの竿、イト、餌が悪いのかもしれません。(エントリーの書き方、書類作成、面接対応に問題がある場合もある、たぶんココがすべて)

そうしたところから仕事(場)を考えていく。

それでもなにも思い浮かばないヒトはどうすればいいのか?

そうした方には実体験が極端に不足しているんです。まず、どこからでもいいんです。勇気を出して踏み出してみる。勇気が足りないという方には、”自分が たまらないほど 好きになる本”(ジョージ・ウェインバーグ著 加藤諦三訳 三笠書房)をお勧めします!

これまでの”嫌いな自分”を捨ててください!

そうしたヒトは、雇ってくれる仕事をまずしていって、何がいちばんイヤなのかをあなたの芯の部分で感じ取る。その「絶対イヤ!!」がほんとの自分の価値観なのか?タダの怠けゴコロなだけなのか?

そうした体験で、”とにかくラクがしたい・・・”がホントの一番の希望であったなら、最高にラクな仕事を次に選ぶ。そのかわり収入や時給は捨てる。世間体も捨てる。時給単価の低いラクなしごとをしていきます。なぜなら、あなたの第一希望を守りながら現実世界で得られる仕事の傾向は、こうしたことになるのだから。

(どこにも、何にも魅力がない!という方には厳しいコトをひとこと。あなたが魅力がない人になってしまっている。世の多くの方々は、世の中のよい部分を感じ取っている分あなたより魅力があるんです。自分を好きになることからはじめていく。わたしがそうでしたヨ。)

イヤを体験しないとネ~。

”イヤ!!!!”

イヤがわかるとあなたの「イイ!!!!」がわかります。

そこからすべてが始まるのだとわたしは思います。