6/12に彼と一緒に川口ハローワークに行き、いくつかのお仕事を紹介して頂きました。
前回読まれていない方は、こちら をどうぞ!

ハローワークからの帰り道、彼から「日本語が勉強したい。」と言われ、そのことの意味を私なりに考えていました。日本語がもっと読めて話せて書けると仕事がたくさんみつかる。と彼は考えたにちがいない。

でも、現時点のみの視点だけでもいけないと私は即座に思っていました。日本語ができたに越したことはない。あたりまえと言えばあたりまえのこと。でも、外国籍の人が他国の言語を学びながら生きていくことはたやすくない。つたない日本語の内側にある、ホントの問題点は何か?を就きとめたかったんです。

彼が進むべき方向として、どのようなところで日本語を学ぶのがイイのか?そのためには、どのような働き方がいいのか?といったことをづっと考え調べてみました。どのような日本語学校があり、どのようなテキストがあるのかを少し調べていくと、フト、先輩に聞いてみるのがイイかな?と思い立ちました。

学生時代の先輩で大学で日本語を教えている講師の方がいます。「こんな若者がいるのですが、どのような学び方がイイと思いますか?」と問いかけてみました。その後メールと電話でやりとりします。

私としては、どのような日本語学校があり、どのようなテキストで学ぶのがイイか?ということが主旨の問いかけのつもりでした。そこから、色々と可能性を探ることができると考えていたからです。しかし、先輩の最初の回答は少し抽象的なもので、

「彼が誰の為に何のために日本語を学びたいか?どのくらい切実か?」がもっとも大切なのだという返答でした。

その言葉がすこし抽象的すぎて、私には少し違和感を感じました。もっと、より具体的な方法について聞きたかったからです。と同時に、語学を学ぶことの大変さを改めて突き付けられたようにも感じました。途中で挫折してしまうかたが多いのだということなのでしょう。

タイ人の彼のパートナーは働いていて、自分が学費を支払うから、彼に日本語を学ばせたいと思っている。結婚間際に男性があまり働かずに学校で生徒の立場でいることがいいことなのか?

日本語講師の先輩は、「大学の講師仲間でも奥さんが旦那を支えるということはある・・」という例を示し、まんざらヘンなことでもないよ、という。

そんな先輩とのやりとりをし、6/20に再度、川口ハローワークに彼と仕事を探しにいきました。ハローワークへ向かう途中で、彼は「あのクリーニング工場の仕事がしたい・・」と切り出してきました。先日、ハローワークで仕事の相談をしたあとに私がハローワークのパソコンでみつけた仕事です。聞けば、かれの知人の知り合いのタイ人がそこで働いており月給もそこそこいいと聞きつけていたのでした。

その仕事はフルタイムの仕事だったので、日本語を勉強する時間が確保できないのではないか?という問題もありましたが、実際にタイ人を受け入れてくれている職場という魅力・安心感を取る、というのは大いにアリとも思えます。ハローワークまでの徒歩、彼と話しをしていくと、そのクリーニング工場の仕事が本命なのだと気づきました。

「そこで働いているタイ人と仲良くなったら日本語勉強できないじゃないか?・・・」とも問いかけてもみましたが、あまり彼は聞いていない様子。日本語を学ぶことと仕事を得、はたらき稼ぐことを両立させるむつかしさ。ただでさえ外国人の受け入れ先が少ない中、タイ人が実際に働いている職場ならば、彼にも働ける可能性が高いと容易に推測できることです。

ハローワークの外国人専用のブースでは先日お世話になった女性職員の方が担当してくださいました。開口一番、「このクリーニング工場の仕事に応募したいのですが・・・」と切り出しました。何度かその会社に電話して頂きましたが、つながりません。

「仕事が忙しいのか、電話がつながりませんね。また日を改めて問い合わせしたほうがいいでしょう・・」とその職員の方に言われ、「そうですね。改めます・・」とやり過ごしながら私は、「いや今日中になんとか連絡を取り付けて面接日のセッティングまではしておこう」と考えていました。(次回もつづきます)