一番成長するのは、恥をかく機会を沢山持つことだ。と作家の中谷彰浩さんはいいます。
実力もないのに、実力以上の場所に出る。こうしたことは社会に出るとまま、あることだと思います。どのような仕事でも、最初の1年間というのは、わからないことだらけ。いい先輩に付きながら働くことも運がよければ叶いますが、そうでない人も沢山います。
出来る人にとって、できない人は弱い人種になるので、攻められ、つけ込まれる、そうしたことがあります。理不尽と思えるほどにやり込められる、そうしたことは仕事をしてく中で普通にあることです。管理人も確かに、毎日恥をかいていました。
実力以上の場に身を置かなければ、いつまでも、これまで以上の実力はつきません。自分の実力以上のところに出て行って、実力の違いを見せつけられる。そうした経験はしなければならないことです。
恥をかいた、ということはそうした場に身を置くことにした、ということ。その場に身を置いただけで、「あなたの実力は伸び始めている。」と中谷さんはいいます。
気の弱い人なら、自分自身に自分で強制すること。
「こうしたいけどな~」といった、するのかしないのか曖昧な感情では、何も変わりません。現状維持は、下降と同じなので、結果、苦々しいことしか起こりません。
意を決して、自分自身にしていく義務を決めてみる。
ノートに箇条書きしていく。楽しいことでいいんです。することができない億劫な性質ならば、ノートに書いて毎日見る。毎日見て、やりたいことを書き足していく。
日課のようなものと今月のイベント、今年の大テーマを手帳に書いて、携帯する。電車のなかでも寝る前にも読み返す。
小さなことからしていきます。
徐々に、自分を取り戻して自信がついたら、元気がついたなら、
やはり、若いうちに、場違いなところに足を踏み入れることはしたいところです。
たとえば、尊敬する人とか憧れの人にファンではなく同じ立ち位置で会って話しをしにいってもいいんです。会えるか会えないかは結果でしかないんです、どうでもいいんです。
それでも、尊敬する人にファンではなくて同業者のような気分で会いましょう。若いうちなら会えるハズです。
会わないまま終わると、一生の憧れで、そのまま終わります。つまらないですね、同じ時代に同じ地球に生きていて、会わない理由がわからない。出会うべくしてお互いがこの同じ時代に生まれているのに・・・。
気をつかうというのは、考えても仕方がないことをくよくよ悩むこと。『悩む』というのは、Aにすべきか、Bにすべきか考えること。いくら考えても結論が出ないで堂々巡りをすることです。気を使って心配しても何も生まれない。気をつかう暇があったら、頭をつかう。
小飼弾氏の著書には、「空気を読むな本を読め」という本があります。
いいことをして好かれることはいいことです。それでも、人の感情に気を使うということの度が過ぎると、その人に振り回されることになって、ムダな時間を浪費することになります。1日の限られた時間の中で、何時間も気を使うことを続けることは、あなたの目標にとっていいことはありません。
頭を使うということは、他人の感情のことばかり考えないで、いまの自分の状況が何で、自分は何から手を付けていくか、といったことを考えていくことです。すでに目標があるなら、人の感情に振り回されていることに時間を浪費することなく、その目標に向けたことをしていく、そうしたことが頭をつかう、ということです。
中谷彰浩氏の「運を味方にする達人」に、
理解するのが利口、理解されるのが馬鹿。
理解してくれないと騒ぐのは、馬鹿の側に回っている。
という言葉があります。
親が自分をわかってくれない。とか、上司はなにもわかってくれない。ということがあります。実は、理解してもらおうという前提あっての悩みなんです。でも年寄りは頭が固いに決まっている。
経験があって社会で生きていく能力もあるけれど、年寄りというのは、もともと若者を理解する能力がないほどに頭が固い、そうしたものです。馬鹿か利口かと聞かれれば、馬鹿なわけです。ならば、こちらが利口になるしかありません。
部下と子供は利口の側になるしかない。ならばと、上司でも親でも、「なぜ、ああなのか?」と理解してあげましょう。相手を理解しようとすると、これまでにない見方考え方で、相手のこころが見えてきます。わかると対処ができてきます。
チャンスの時には、個性は出ない。調子のいい時は、誰だってニコニコしているものです。ところが、ひとたび、ピンチになると、その人の本性があらわれる。
試験1つに落ちて、立ち直れなくなるタイプ。1つ落ちてから吹っ切れて逞しくなる人。
絶対絶命のピンチになってから、個性はでます。その時に、笑っていられるか、顔面蒼白になるか。どちらかというと、管理人は顔面蒼白系ですよ。でも・・・。
ピンチになったら「さあ面白くなってきた」と声に出す。するとなにやら面白くなってくるものです。
たぶん、死に際かそのあたりに、全人生を振り返ることがきっとあることでしょう。そのときに楽しい人生であったと思えるように、今をそのようにしていきたいところです。