ミルクと砂糖がはいっていないコーヒー、正解!ではなくて、ブラック企業ということについて、少し書きますね。
ブラック企業一覧といったものがインターネットで公開されていたり、雑誌の特集でも、こういう業種でこうした誘い文句が求人内容に記載してあるとヤバイといったことを見かけます。みなさんは、どのように解釈されますか?ブラック企業という一種のレッテルに違和感をもちながら、その意味するところのあいまいさも手伝って、年数を経過するにつれてブラックの領域が拡大していくのではないか、そんなことをフト思っているところです。

「ブラック企業とは、労働法などの法令に違反したりサービス残業を強要したりする企業、あるいはパワーハラスメントが横行している悪質な企業です。」といった定義があります。こうした企業は大学のキャリアセンターで確認することができる上に、やはり、実際に職場見学して確認するのが一番と思いますが、いかがでしょうか。

企業を絞り込むことで、自らの首を絞めているということにならないかな、とそんなことも感じています。主観はひとそれぞれでいいんです。疑わしい企業は、火のないところに煙はたたないのだから対象外にする。それでもいいんですが・・・。

でも、なにをもってブラック企業というの?といったところは、よくわからないですね。インターネットや雑誌には定義がされていない。あいまいなまま話しが進んでいますね。その企業の退職した人からの情報でしょう?「あそこはブラックです!」と。辞めるからには、イヤで辞めるんですから、会社に良い思いはないハズです。ニュートラルな客観的な判断はされていないですね。そうしたあいまいな情報と、キャリアセンターなどにある、いわばブラックと公認されている企業が混在していませんか。

「入社してみたら、だいぶ違っていた」ということは社会にでれば誰でも経験していることではないでしょう。サラリーマンなら誰でも経験していることです、たぶん。学生とはお金を支払う側のいわば、お客様の立場であったんですね。会社で働くことは、これまでの人生にはない、サービスを提供したり品物を販売する側になったということです。立ち位置が真逆です。商品知識が豊富であれば、ものが売れるといったわけでもないですから、それまでの学校で学んだこととは、相当に勝手の異なる立ち位置に初めて足を踏み入れる、そうしたこともあります。

現代は子供の頃から色々な大人に接することの少なくなってしまった社会です、日本では。いろいろな大人と接することで、世の中を少しづつ学ぶ。町には得体のしれない怖い人なんかもいましたよ以前は。近所の大人から叱られたりもしたものです、その時にはわからなかった、怒られたことの意味なども、子供ながらにも少しづつ体で感じ取るといったことも以前なら、子供が当たり前に体験できました。現在の30才代の方あたり以降の方々は、そうした経験をされることも少なくなったと思われます。

社会に馴染んでいくといった過程が希薄になってしまった世の中で、社会に出るその時に、学生から一挙に飛び段しなければならない、ということが、「ブラック」がひとり歩きしている今の現象の背景にあるのかもしれません。社会の中の菌に対する免疫がない状態から、とても短い就活という期間に、一気に得体のしれない、真新しい・如何わしいかもしれないものに触れていく、そんな感覚があるのでしょうか。これまでは見通しの良い道路を運転してきて、いよいよ初めてトンネルに入り込む、といった感じかもしれません。ライトを点けて、すこし減速してといったことをすれば何の問題もありません。「ここは暗いから引き返そう。」そんなことになっていないかな、とわたしは感じてしまいます。

企業人の方々には、ブラック企業という言葉そのものに、違和感がある方も多いのではないでしょうか。各メディアが、あえて警戒警報化してみせる、ということはありえます。意味があります。サイレンを鳴らすとインパクトがありますね。怖いから、見逃したくないから、そうした特集には目を通したくなる、そうした計算も商売ですから考えられているんです。

女優の泉ピン子さんが以前テレビでこんなことを言っていました。「おまえは、なんでも白黒はっきりさせるが、世の中は灰色だよ。」と父親から叱られてきたと。確か、人に対する好悪がハッキリした性格だったので、どのような人にも色メガネで見ないように、と諭されたということです。灰色ということは、ホワイトではないんです。管理人も実感として同じように思います。たぶん、ホワイト企業というところでもグレーなところもあるでしょう。それでもそうした純白でない企業が、役にたっている。顧客を喜ばせている、楽しませている、食べるものを販売している、行きたいところに行かせてくれる。世の中のそうした企業のおかげです。

仕事というものを極端な言い回しで語ります。「仕事というのは、そもそも、お金が支払われなければ、だれもやらないこと」なわけです。スターやアイドルはCMやらないです。お金が支払われるからCMを引き受けているんですね。タダでもやりたい面白いことなら、仕事になっていない。

タダでやる人を見つけてきて、やってもらえば経費がかかりません。それで会社の利益が生み出されるなら、みんな経営者になっているハズです。そうはならない。みんながイヤがるイヤなことだから、「イヤなことで、悪いんだけれど、お金を支払うから、やってくれないかい?」というのが仕事というものです。イヤなところがあるとブラックと決めつけるというのは稚拙ですね。

都会の朝の通勤ラッシュでは、にこにこ楽しそうなハズでしょう?楽しい仕事をこれからするのであれば。イヤなんです。楽しくないんです、お金を頂くためにしていくということは。ただし、そうしたイヤなことを楽しくしてくということはできるんです。ここでは説明を省きます。働いていての個人的は実感ですが、景気が思わしくないと、企業というのは濃いめのグレーになる傾向はあると思います。リストラというのも有名企業がしていますね。超ブラックといえないこともないです。

そもそも違法が恒常化している企業は告発されたり社会から抹殺されているハズです。そうでないなら社会が許容している、「まあいいよ。」と認可・承認されている。認可・承認されていても特にヤバイ企業もあります。そうした企業は、キャリアセンターで、ブラック企業にリストされているので調べることができますね。

ホワイト企業といわれている企業でも、あなたにとってのイヤなことがあるかもしれません。仕事ですから。世の中がグレーなのだから、企業にもグレーな部分が必ずあります。純白企業はありません、もし探していたなら、あきらめてください。薄めのグレーあたりを理想の企業にしておく、といった程度がいいのではないでしょうか。そうした企業をみんなにあわせて、「ホワイト企業」と言っておく、というのがいいですね。余計に混乱させてしまったならゴメンナサイ。でも少し頭の隅に置いておくと、不安がらなくなっていいと思いますよ。