就活生で未来工業をご存知ないかたはいないでしょう。そして、いつ社員を募集しているのか?ご存知なかたはかなり少ないことでしょう。
今回、未来工業では35才くらいまでの既卒者および新卒者を対象として東京勤務の営業正社員を募集しています。
応募の対象となる方は、2017年3月に4年生大学、大学院、短大、高専を卒業見込みの方です。
さらに、2016/07/26現在の募集では、すでに卒業されている、すぐに入社できるかたを優先して採用する、となっています。
年齢は35歳まで応募可能です。
今回の募集での勤務地は東京都内です!
日本のホワイト企業のNo1企業が未来工業です。
本社は、岐阜県安八郡輪之内町楡俣1695-1 です。営業所や工場は全国展開されています。
「タイムカードがない、日本一社員が働かない会社」と言われている未来工業は、電気設備資材、給排水設備およびガス設備資材の製造販売を行う会社です。
未来工業は離職率が極端に低いので定期採用はあまりしません。リクナビで不定期で募集していることがあります。
未来工業は、
・年間休日140日。
・ノルマ一切なし。
・定年70才。
・年功序列。
5年に1度海外社員旅行を会社全額負担で実施している、そんな会社です。
故取締役相談役山田昭男と故取締役会長清水昭八の両名にて1965年創業設立されています。
どのように大きくしていったのか?
といえば、たとえば「透明ジョイントボックス」。
住宅の電気の配線で1本の配線を何本かに分岐させる器具がジョイントボックスです。当時ジョイントボックスのシェアNo1だったのがパナソニック(旧社:名松下電工)でした。すでに世界のブランドであったパナソニックのジョイントボックスに対抗していこうと山田明男さんは考えました。
「オンナジものを作っても勝てるわけがない。」とも考えたし、
「同じものを作って安く売れば売れるのではないか・・」とも考えた。
でも安く売ると儲けが少なくなるのがオチだとわかった。ならば、
「どこか工夫のあるものをつくろうやないか」と行き着いた。
ジョイントボックスは、法律で天井の裏木などに取り付ける際には、「木ねじ」で固定することが定められている。ふつうのクギではいつか落下しかねないのでダメ。
パナソニックのジョイントボックスにはツルツルの成形されたネジ穴が作られていた。
現場の職人さんをヨーク見ていると、ジョイントボックスの取り付けのときにネジが落ちて取り付けにくいことに山田明男さんは気がつきます。左手で台座と木ネジを固定しながら、右手でドライバーを回していた。ところが、取り付ける場所によっては、木ネジが穴からスルリと抜けてしまう。
そこで、「ジョイントボックスの台座の穴にキザキザをつくると職人さんに喜ばれるに違いない!」とヒラメキます。
さっそく、試作してうまくいくことを確認し、「ビス脱落防止装置」という名前で売り出した。
使った職人さん達の間で「あれは使い勝手がいい」という話しになってドンドン注文が入った。
山田明男さんは一昨年なくなっていますけれど、たくさんの面白い書籍をそれまでに執筆されています。未来工業は倍率の高い隠れた人気企業なので、しっかりそうした書籍を読んでいって履歴書を作り込み、面接でのポイントを絞ていく必要がかならずあります。
「常識をひっくり返せば、メシの種はいくらでもある」というご著書には刺激的な章があります。
社畜になりたくなかったら
常に考えろ!
常に考えるくせをつくることが
『自分らしい生き方』
へとつながっていく
とおっしゃています。
未来工業の商売理念、未来工業の社風につかがるこんなことも書いてあります。
「人間というものは、往々にしてその場のことしか考えていない。
すなわち、視野が狭く、個々の限られた状況下での不満しかでてこない。
そんなアイデアで取り入れて商品を作っても、結局、限られた人間、極端にいえば、その一人にしか売れないモノができあがることになる。
普遍的に受け入れられる新製品を作るには、半歩先のモノをつくる視点が必要だ。」
未来工業にはアイデアを社員ひとりひとりが常に考えていく社風があります。
「日本一働かない会社」と言われているけれど、怠けたい方が入社できるような甘い会社ではありません。
わたしは子供の頃から考えることが好きでした。でも学校というところでは、じつは考えずに与えられた課題をしていくような教育がいまだにお盛んですね。
そうした教育の中にあっても自分の頭で考えてきたような方のための会社です。これまではあまり自分で考えてきていないのが普通なのだと思います。でも、「これからはしっかり自分で考えよう!」と思える方のための会社がこの未来工業という会社です。
逆にいうと、自分の頭で考えることが難しい、といった方には向いてはいない会社なのだとわたしは思います。
「ホワイト企業だと思ったので・・」といった入社動機の方々には自分で考えるということの意味がわかっていない、とバッサバッサと落とされていく、そんな会社なのだと私は思います。
この「常識をひっくり返せば、メシの種はいくらでもある」というご著書にはあなたに向けて1つの問いかけがされています。
「入社した会社の社長さんや上司がバカだったらあなたはどうしますか?」という問いかけです。
1.とりあえず、そのまま差し障りのないサラリーマン生活を気楽に続けていく。
2.そんな会社にはさっさと見切りをつけて、よりよい会社を見つけて転職する。
3.自分たちで会社を変えるべく、できるだけの努力をしてみる。
あなたなら、どうしますか?
わたしのいまの実際の働き方は3.会社を変えるべく、できるだけの努力をしています。そして変えてきました。
ウダウダしてると会社を乗っ取るゾ!というくらいのことをしています。ドンドン提案して変えていますし、そんな新しさ変化を受け入れる会社でもあるからです。少数派ですよ。同僚からは煙タがられもします。でもチャントわかってくれる人もいる。
多くの方々は
1.障りのないサラリーマン生活を続けているか、
2.さっさと転職してしまうのでしょう。山田明男さんもそんなところなのだろうとおっしゃっています。
違いを簡単に単純化してみると、
成長をあきらめて人生もあきらめるのか?
障害に負けて立ち去りラクを選ぶのか?
その場で踏ん張るのか?
でしかありません。
山田明男さんは、1や2を選ぶことでは人生がモッタイナイとおっしゃります。
短い人生でたかだか給料のためにイヤイヤ働いとっていいのか?
と。
それよりも、「まあ、いろいろあったけど、けっこうおもしろい人生だったな」と思えるのがいいのではないか?
みんなと横並びで周囲をキョロキョロ見回していては、いくら自分の能力を発揮しようと思ってみても、できるわけがないではないか?
別に会社のため、社長のためである必要はない。自分自身のために壁を突き破る。
なにより大切なことは、どんどん声にだしていくことだ。
そうした考え抜いた先に生まれたアイデアを大切にしてくれる。
「おっ、お前、おもしろいことを言っとるではないか!」と言ってくれる社長、上司がいる会社が未来工業なんですヨ!(エントリーは未来工業の企業ホームページからです)
未来工業の募集期間は1週間程度と思われます。ドーしても入社したいかた、待ち続けていた応募者のいる争奪戦のような応募、そして採用になるハズです。お急ぎください!