A Conversation
A Conversation / khalid Albaih

けさ、NHKでザ・リアルボイスというUSAの本音トークをひとびとにインタビューする番組をながら見しました。

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3月21日(月)午前9時00分~午前10時50分に再放送するようです。

アメリカで起きた暴動について、黒人が経営している人気レストランでインタビュー。

人種差別をテーマーに白人や黒人さまざまな立場の市民からインタビューをしていました。

白人のふつうの市民たちはおおむね「人種差別なんてとっくの昔に終わった問題・・」とか「こんないまの時代にはふさわしくないような暴動が起きて信じられない、とても驚いた・・」という意見が多い。

もちろん、NHKの編集意図あっての取材なのでしょうから、ホントのほんとであったかはわかりません。

コーいう意見は少数派だけれども、そのひとの意見を取り入れようナ・・と編集権のあるひとの一声があった可能性を否定しません。ザ・リアルボイスという番組だけに向けた考え方ではなくて、情報とはソーしたものだと言いたいのです。

「リアルボイス」とうたっていることと現実のリアルボイスは違うからですよね。

就活生が面接で「よい社員になりますので、入社させてください!」とは言わないことと同じです。まさに、よい社員になるのか否かを書類の書き方、話しの聞き方、質問に対する回答の仕方など様々な1つ1つで証明してみせることが就活なのと同じです。


“Mass media is shit” Brussels 2014 / Denis Bocquet

マスコミやメディアってあまり当てにはなりません。ウソをついてきた歴史があるからです。(うのみにせずに、飲み込む前に検証しようと疑ってみる習慣が必要なのでしょう。すべての番組がダメだとも思いません。グレーな部分、意図的な部分が混在していることでしょう。ソコからピックアップして自分の栄養にしていく。)

「真っ白なカラスがいました。」と1,000回もテレビや新聞などで言ってゆくと、そのうち、ひとびとが「最近、白いカラスがいるらしいね・・」と信じてくれることを知っているんですね。

「そんなに人を信用できないのかい?あなたは?」と思う方もすくなくないでしょうか?

リップマンの”世論”(操作ということが書籍にもなっています)は90年ほど前に世に出ているし、いまはかなり切迫した時代で大恐慌前に似ているとおもうので、情報操作ってフツーにあるというのがこの100年間の現代史を切り取るだけでも知れている、とわたくしはおもいますけれど、と「そんなに人を信用できないのかい?あなたは?」と言う方にいうことでしょう。

世論〈上〉 (岩波文庫)
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黒人の若者のインタビューが印象的でした。かれの友人は無実の罪で刑務所に入れられたり、しごとに就けない。月に1度このレストランでお気に入りのサンドイッチを食べるのが楽しみなのだという。

お金のないものは相手にされない。お金のないひとのことはなにも考えていないのがUSAさ。

いつも、コーした番組やニュースをみておもうことは、「コーしたインタビューをなんで日本でやらないの?」ということ。自国でないから、差し障りがないからです。公共放送のダメな部分。

メンドーなことにならないからラクをしているんです。最悪、職をなくすでしょうか。でもジャーナリズムって”職業”で閉じたものではないとおもうのです。命をはれないひとがしてはいけない仕事です。火事が怖い消防隊員っていないんです。

日本の街頭本音トークのインタビューをしているのはじつはTBSの番組であったりします。(もうすぐなくなるのかもしれませんが・・・)

日本の公共放送こそが、じっくりと市民の本音に迫ったインタビューをしていかないと「みなさまのNHK」とは言えないことでしょう。鶴瓶さんの”家族に乾杯”という番組は好きですけれど、日本人の本音には全く迫っていない予定調和的な番組にすぎません。(わたくしはもちろん受信料を支払い続けています。ドーでもよいことですが・・。)

日本人は本音を語るまでに数か月が必要でしょうし、顔を映すこともできないことでしょう。でも、いまの日本のふつうな思いを共有できる番組ほど望まれている時代もないとおもいます。民衆が団結しかねない番組はつくらないでしょうけれど。

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さきほどの黒人の若者のインタビューにもどすと、

貧しい人間はずっとその貧しさを抜け出せないし、

貧しい人間のことなんかいっさい考えていない世の中なんだ!

というのです。USAはどのようなひとでも実力がありさえすれば成功できる自由な社会でもあり、いったんドロップアウトしてしまうと底なし沼のような社会でもあるのでしょう。コレっていまの日本そのものです。

三浦展さんの格差固定 下流社会10年後調査から見える実態は2015年7月にでましたけれど、この10年間の調査によると、「下流のひとは7割が下流のまま固定された。」といいます。

格差固定 下流社会10年後調査から見える実態
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下流・中流・上流という階層意識はご自分の感じで自己申告です。年収1,000万円以上のかたでも「自分は下流」とおもっているひとが調査対象の全体で17%いたりすますけれど、おおむね(60%)400万円未満の収入のひとがご自分を「下流」としています

こどもの貧困率が6人に1人(16.1%)ということが昨年のニュースになりました。ご両親の年収が122万円以下のご家庭に育っている子供が6人に1人。2003年から2012年までの10年間に3%ほど増加傾向にあります。20年前のこどもの貧困率が8人に一人で30年前は10人に一人(12.1%)でした。

わたくしは、20年前のこどもの貧困率が8人に一人で30年前は10人に一人(10.9%)もいたのか、ということがすこし驚きでした。バブル経済全盛期の1988年にはこどもの貧困率はゼロ方面に下降したのか?というとまったく経済状況にかわることはなく、12.9%。こどもの貧困率が8人に一人だったわけです。

平均年収額推移

日本でご自分が貧困化しないために一番よい職業は公務員。じつは上流階層にも公務員がすくなくありません。財政赤字の問題からこんご公務員の給与は安泰なのかはわかりませんけれど、この10年間にかぎると、公務員なら安心だ、とはいえそうです。

国税庁により民間企業での年収の推移によると、2014年の平均年収は360万円で1990年と同額。1990年からの15年間で一番すくなかったのは2013年で350万円でした。もっとも収入が多かったのは1998年で410万円。2000年からは平均給与額がどんどん下降していって2009年までの10年間で40万円程度下がりました。

今後の日本の庶民の経済の傾向を観察する上では、民間の平均年収が360万円から上昇してゆくのか?

という視点が重要になりそうです。

ご両親の年収は下降傾向になる昨今、大学進学率は上がり続けています。1990年に進学率26%であった大学進学率は10年後の2000年に40%となり、2015年には50%を超えました。(文部科学省の調査による)

大学進学率

今回はあまり触れませんけれど、大学卒業というライセンスの評価はドンドンと厳しさを増しているので、どの大学を卒業したのか?という大学格差の幅は広がっています。

GMARSHあたりの大学からの下位の偏差値の大学は安泰ではなくなりつつあります。あまり有効ではなくなったライセンスである大学の卒業証書を得る進学率が高まっている。

何によって自分の子の幸せに貢献できるのか? が親にもわからない。親にこれからの世の中に不安があるからでしょうから、収入が減ってもご自分の若いころを思い返して「とりあえず大学」と思っていることでしょう。企業は企業で企業自体の生き残りを考えているので利益還元をしていって株主や従業員に愛想よくしてばかりもいられません。

ソーした意味でロート製薬の副業容認のニュース前向きに見ていく必要もありそうです。NHKのザ・リアルボイスでの黒人の若者の言葉にもどります。

「貧しい人間はずっとその貧しさを抜け出せないし、貧しい人間のことなんかいっさい考えていない世の中なんだ!」と彼はいうのです。

彼がインターネットと繋がれるのであれば、ネットのツールで個人で稼ぐ道がある、とわたくしなら彼に話すことでしょう。

ネットを使えば実店舗がなくても商売で稼ぐことができます。高い家賃の必要なし。

副業ビジネスを小さな投資でリターンを大きくしてゆく道があるからです。シリコンバレーでは毎年1万7,000もの企業が起業されています。その中で成功する確率はかなり少ないけれど、失敗しても大きな借金が残らないのは、ネットのツールのおかげです。

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組織ではなく個人

大手ではなくベンチャー

タテ社会ではなくヨコ社会

継続ではなく変化

ということが今後の働き方のキーワードなのだと明解です。月に1度のサンドイッチが唯一の楽しみという黒人の彼が嫌っているかもしれない、富豪方面にある、USAのビジネスの先鋒のシリコンバレーの方々のビジネスの考え方、あり方が、じつは彼へのヒントにもなっているのだとわたくしはおもうのです。

野心のある日本の若者であれば、どんどんシリコンバレーに行ってみる。自由で働き甲斐のある会社がたくさん出迎えてくれるハズです。語学なんかよりも「やりたいのか?」がいちばん大事なのだと天野雅晴さんはいいます。
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