転職で年収が下がる理由

「転職したいけれど、いまの年収よりさがるであろうから、いまの職で我慢しよう。」

「アベノミクスで企業の経営は良くなり、株価も上がっているけれど、サラリーマンの年収はいまのところ、それほど好景気の恩恵を受けてはいないようだから、もうすこし様子をみることにしよう。」と考えていらっしゃる方も多いと想像しています。

「転職すると年収は下がる」と、中高年の方々は当然の事実のように考えています。

しかし、佐々木一美さんのセミナーに参加された方々は、ドンドン希望の条件、これまで以上の年収を得られるあらたな職に就いている。佐々木一美さんはきっぱりと、「『転職すると年収が下がる」というのは完全に間違いです。」とおっしゃります。

ただし、すこし意識の改革は必要です。それは、「前職と同じような仕事を同じようにこなすだけでは、前職と同等の年収を確保することは無理。」だということです。

どういうことなのでしょうか?

そのためには、厳しい現実を直視する必要があります。それは、退職理由を考えてみることでわかります。ご自分からの強い意志で退職しようという方は別格。そうではないかたがたならば、退職勧告をされたり、希望退職制度に応募などの理由で退職しようとされているハズ。

職場に居づらくなったという方ももちろん先ほどの「強い意志で退職しよう」とした方には当てはまりません。
単純明快にいうと、「会社への貢献度が高くなかった」ということになります。(厳しすぎるでしょうか?当ブログはかなり辛口です)

とすると、前職での年収はいわば、もらいすぎであったのです。年功序列を基本とした勤続給や「長年ご苦労賞」といった上積み給与が本来の能力以上に支払われていた。

たとえてみると、前職の年収が900万円であったとすると、能力給は600万円で300万円は「長年ご苦労賞」の部分であった。すると、いままでと変わらずにこれまでの経験の延長線上であらたな職を得た場合には、「長年ご苦労賞」の部分は取り除かれた、600万円の年収となることはホボ確実ということになります。

転職で年収を下げない転職法

では、年収をさげない転職方法とは、どのような方法なのでしょうか?

そのためには、一対一直接指導がどうしても必要なのだと佐々木一美さんはおっしゃります。一対一直接指導が他のコーチングなどと明らかに異なる点は、転職に際しての実践的なノウハウを受け取ることができる点です。詳細は佐々木一美さんの著書にくわしいです。

これから転職をされようという方やいままさに応募先を探されている方。「中高年の転職」という日本の最難関の転職にあって、「取り付く島がない・・」と諦めモードになっていませんか?そうした諦めから、手が止まり、足が止まっていませんか?

佐々木一美さんは、手が止まり、足が止まってしまう転職希望者をたくさん見られ指導されてきています。

「求人がない。」
「書類審査を通過できない。」
「面接でかならず失敗する。」

こうしたことが理由で行動ができなくなるのではありません。根本原因は、自分に対する自信を失っていることです。と佐々木一美さんはおっしゃります。

努力をしているのに、努力を続けているのに、ネガティブな結果しかえられない場合、先が見えなくなってしまう。そこから、絶望感に頭の中が支配されてしまうと、自信をうしない、行動しようという意欲もなくなる。

その「行動できない」状態が常態化すると、ますますネガティブな思考を強めていく。

こうした負のスパイラルを断ち切るためには、強い意志をもって思考モードを大転換することがかならず必要なのだと佐々木一美さんはおっしゃります。

過去をトコトン振り返り、振り払って、思考モードは未来志向で

そのための究極の指導方法が、先ほどの一対一直接指導なのです。

転職希望者と本音の退職理由、本音の前職の状況、本音の自慢、本音の短所、本音のコンプレックス、本音の長所、本音の将来について徹底的に、お互いが倒れそうになるまで、トコトン話し合う。

すると、相談者は、部長、課長といった会社の役職の顔ではない、父親や母親といった家族の中での顔でもない、世帯主ですらない、生身のひとりの人間としての輝きを見せ始める。その輝きを客観的に観察してそのことを相談者に語るうちに、

相談者の本当の姿、本当の価値観がみずから心から納得できるカタチで明確化してくるとだそうです。

こうした一対一直接指導が終わるころには、相談者はこれからの未来へ向けて、生き生きと転職活動を行えるようになっているのだといいます。ベルコリンズ研究所の「中高年の転職」にはこの一対一直接指導は全国どこでも対応可能となっています。わたしの推測ですけれど、パソコンのカメラを使ってテレビ電話でのやり取りをすれば、どこにお住まいの方でも可能なのでしょう。

個人的な経験でも、前回お話ししたシステム開発での受注での場面。わたしはシステムエンジニアをなりわいとしていた時に、請負元企業へ出向いて仕事を頂く際に厳しい面接をなんども経験してきました。ときには、何度面接をしてもNGとなることもあります。一日に3社面接してすべて落ちることもある。

原因はさまざま。もっとわたしよりも適した競争相手がいたこともあれば、金額的にあわなかったこともあった。ホントの原因は先方からは知ることはできませんから、わたしの推測です。修正できる部分は次回の面接までに意識して直します。でも、一番効果的だったことは、自信マンマンな態度以外にありませんでした。

面接では適度な上から目線がイイ!

顧客であるハズの請負元のお偉いさんに対して、物おじせずに「お困りごとがおありなようですね。なんでも解決させていただきますよ?どんなご要件でしょうか?」とことばではいいませんけれど、心のなかではこうしたモードで居続けることで、簡単に契約を得ることができました。

今思い返すとそのイメージは、長い階段の踊り場で下から登ってくるおみ足の弱いひとに手を差し出して目的地へいざなう、「さあ、もうすぐ目的地ですね・・」といった、聞こえはよろしくありませんけれど、「上から目線」であったのだと思います。自信をもって面接に臨むということはイメージとしては、「謙虚な上から目線」といった心持ちで堂々と振舞うことなのだと私はおもいます。

(わたしはふだんはあまり目立つことが好きなタイプではありません。なので、自分のスタンダードな素な部分の素材の味付けとして、こうした方法を採用しました。あなたの知るあなたの素の部分によって、加えるソースの味加減は調整していく必要がある。

素の部分が目立っていたりすでに堂々としている方がさらに自信満々の味付けをしてしまうと、「クドイ」「濃すぎる」といった印象を与えることになると想像できますよね。)

面接では、大好きな映画が始まるまえの映画館でのワクワクとしたあの感じ、でのぞみました。「どんなおもしろいものがたりがはじまるんだろう・・」とウキウキしながら、面接の直前にはそんな気持ちでいたことを思い出します。

もちろん意識してこうしたモードにしていきます。自己暗示、自己催眠です。面接に出向く際に「面接に呼ばれたから来ました・・」といったような受身の方には想像できないようなことかもしれません。話しをもどします。

成功するために挑戦していく

毎週20社に応募していくことが年収を下げない中高年の転職ではかならず必要なノウハウとなります。土日を企業研究やハローワーク、転職支援会社への訪問に費やしさらに休憩日とすると、月曜日から金曜日までの5日間に、毎日4社応募していくことになります。

応募先を探し当てて、会社ごとに志望動機と自己PR文を作成して、1時間でも早く応募していく。(佐々木一美さんは「求人は生ものなので一刻を争う」といわれています)

そのためには、友人・知人・ご家族からの紹介、ハローワーク、新聞の求人、新聞の折込チラシ、転職専門誌、無料の情報誌、転職支援会社、求人サイト、企業ホームページ、転職イベントなどありとあらゆる情報源を活かしていく必要があります。

佐々木一美さんから指導を受けてご希望の就職先が決まったかたがたの感想では、この毎週20社に応募することで「無理やりにでも行動をする原動力になった。」という方が多いのだそうです。ひとりで悩んでいる孤立感、焦燥感、不安感から現実逃避に走りがちな求職者に対して、行動をなかば強制的に促すことが、結果として成功に結びつく、と佐々木一美さんはおっしゃります。

条件破壊応募が応募数を確保していき成功を勝ち取るキモです!

そして、条件破壊による応募。ココが中高年の転職でのキモです。表向きの求人情報にはないけれど、各企業が必要としている人材がある。代表的な例に「塩漬け人事」といったことがある。

そして、人事部での選考基準と経営者の選考基準には相違がある。経営者やその周辺の役員の望んでいる人材であることを指し示して人事部の目に止まり、人事部の担当者の手を借りて経営者へあなたの履歴書、職務経歴書を差し向ける、したたかな戦略があるんです。

条件破壊応募については、当ブログで過去記事がありますので、そちらをどうぞ!

書類選考を通過するキモそれは、「共感」と「感動」です!

佐々木一美さんの近著「成功する40代・50代の転職術」にはこうあります。

職務経歴書や自己PR文で書類選考を通過する採用過程の第一関門でのお話しです。

「苦しいところを切り抜けた。

むつかしいことに挑戦してして良い結果がでた。

こうした経験がどのかたにもかならずあるはずです。

ひとを動かす(このひとを採用しようと心が動く)のは、なんといっても『共感』『感動』でしょう。

この『苦しいところを切り抜けた。むつかしいことに挑戦して良い結果がでた。』といったこれまでの経験を整理してわかりやすく志望動機におりまぜながら書き記す。ことが効果的。

『このひとと会ってみたい』『この人と話してみたい』と思ってもらうと成功します。」とかかれています。

ひとを採用することにすることというのは、何かの商品を購入することとは異なり、かなり泥臭いものです。性能がよければいいというものでは決してありません。

今月でしたか先月でしたかどこかのテレビ番組で、世界的に有名な建築家の安藤忠雄さんのドキュメントを放送していました。建築でひとの心に響く建築というのは、その建築で困難・苦労したところなのだとおっしゃっていました。

たぶん、そのできあがった建築が醸し出す雰囲気には、その建築に携わったかたがたの困難を乗り越えてきた足跡などすべての経験が写りこんでいる。こうした気配を鋭い感性の建築家は見抜けるのでしょう。

そして、「人間が人間に感動することというのは、そのひとがどのような困難に立ち向かい乗り越えてきたのか、そうした苦労が建築になければ、ひとを喜ばせたり感動させる建築はできないんです。」とおっしゃっていたことを思い出します。

人生一代の大勝負が中高年の転職なのだと私は思います。無機質な建築であってもそうなのであれば、なおさらに、生な人と人との織り成す転職の場面では、どのような困難にであい、それをいかに乗り越えたのかといったエピソードをかならず盛り込むべきです。

じつは、週20社に応募していくことに決めて実行に移すということは、この転職であなたが新たな試練・挑戦をしていくと決めることにほかなりません。その困難に日々耐え乗り越えることでたぶん、あなたのオーラーは確実に面接官・経営者に独特の雰囲気を与えるハズです。本気の度合い、覚悟の度合いが圧倒的になる。

これまでにもしも、困難を避けてきたという方でも遅くはないと私は思います。

あなたがあなた自身を知るために。そして「幸せな転職」を成功させていくためにデス。