今朝、テレビのニュース系の番組では、ものを持たない若者の生活スタイルのことをミニマリストと呼び、広がりを見せているということを取り上げていました。
取材されていた男性はIT企業のサラリーマン。洋服はすべてて6着。その6着は夏から冬まで、プライベートでも同じものを着る。食器も必要なものだけ。部屋には家具らしきものがない。据え付けのクロゼットのみ。
それまでは、たくさんのものに囲まれていたけれど、ものでは自分は満たされないことが分かったと言います。
そして、極端にシンプルにして必要なものだけで生活すると、自然にものの大切さを実感して感謝できるようになったとその方(30歳代男性)はおっしゃっていました。
ガッチガチな自分の考え方というのは世間に対する見栄であったりします。自分のカラをすこし壊していけるとグット楽に世の中が見えだすかもしれません。昨年書かせて頂いた隠れた人気記事にスモールハウスを考えてみた過去記事があります。スモールハウスというライフスタイルを考えてみませんか?
先日、ご当地キャラで有名な”ふなっしー”さんがまだ世に出るまえに、ホームセンターで買ってきた5万円ほどの材料で立てた家に住んでいたことがあるというお話しをテレビでご本人が話していました。
「どんな生活してたのかな?」とホームレスっぽくはないであろう生活風景をわたしなりに頭で思い描きながらフト手にしたのが、今回ご紹介する”スモールハウス”という本です。(ふなっしーさんが住んでいた家がスモールハウス風であったのかは知りません)
この”スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方 (DO BOOKS)
の書き出しにまず、魅せられました。(下記冒頭の”僕”とは、著者の高村友也さん本人であり、モチロン”ふなっしー”ではありません)
僕は27歳で『土地持ち、マイホーム持ち』になった。
勝ち組中の勝ち組だ。
かった土地は、都心から原付で半日ほどの雑木林の中。
10万円足らずで3坪ほどの小屋をセルフビルドし、
何にもわずらわされることもない生活を送っている。
『家賃やローンはないし、固定資産税もかからない。
必要な電力はソーラーパネルが半永久的に供給してくれるし、
生ゴミや排水は畑に戻すから大掛かりな下水設備もいらない。
月に2万円もあれば左うちわで生きていける。』
収入面では、だれにでも得られる額。さすがに2万円ではハードルが高い。
まずはじめは10万程度からスタートするとします。
月10万円程度ならバイトでも契約でもだれにでも稼げるハズ。
いくらガソリンが高くなっても原付バイクならタカがしれている。いまは電動の原付は不具合がありそうだけれど、いずれめったに故障しない電動原付が出回れば、燃料もいらず、充電はソーラーパネルでまかなえる。
そうした勝ち組中の勝ち組にだれでもなれる。
ちょっと、ソソラレませんか?(いま言われているチマタの勝ち組よりもホントーの意味での勝ち組なのではないか?)
ネットで稼ぐ方法を見いだせるだけで、どこにでも移り住み簡単に自由を手に入れることができる。一年都会で働いて一年のんびり暮らすことだってイイ。自由気ままに旅行していい。旅行中に家賃もローンの心配もいらない。夢のような生活。
スモールハウス(とても綺麗な家の写真が掲載されています。女性のインタビューも)というのは、明確な起源はないようですが、1999年にアイオワ大学で先生をしていたジェイ・シェファーさんが始めて、スモールハウスムーブメントを生み出したということです。
セルフビルドな家は、「ナチュラル・ホーム」という雑誌の年間大賞を受賞しアメリカ中の注目を集める。そのジェイ・シェファーさんは
僕は自分の平穏な暮らしを支えてくれる家が欲しかったのであって、
それを支えるために暮らしを捧げなければならないような家は欲しくなかった。
一方で、賃貸という考えは自分にはなかった。
借り物じゃなくて、自分色に染めて使える、正真正銘の自分の家が欲しかったんだ。
と語っています。
昨年来、日本でもこうした小さな家に住むことが千葉県方面ではやっているようですね。こうしたことを実際にしてしまわなくっても、こうしたことを考えて実行して生きている人もいる、と知ると、ずっと生きることがラクになるのではないでしょうか?
東京方面ばかりが栄え賑わいでいて地方都市部は仕事がないと言われています。たしかにそうでしょうけれど、ネット環境が進化したことで、普通なひとが地方に居ながらにネットで稼いで暮らしてもいます。
高度な能力があるひとでなく、ふつうなひとでも稼いで行ける。
こうしたことに興味をもって調べていくと、そしてはじめていくと、カンタンではない部分もあるけれど、まじめで誠実ですこしの根性さえあれば、企業からすこし距離を置いて働いたり、就職から解放されて、劇的に人生は変わるのだとわたしは思います。