人生で購入するもっとも高価な買い物というと、マイホームでしょうか。
あなたが今後購入するであろう戸建てやマンション。あなたがご両親と同居しているのであれば、ご両親はとても高価な今住んでいる家をとっても慎重に、何件かの候補に足を向けて、パンフレットもじっくり読んで、不動産屋さんや施工会社の信用といったことも気にかけて調べて、決断して購入されたのだと思います。
企業が社員を雇うときも同様で、あなたに何千万円の投資をします。おおむね、新人が入社してからの3年間は教育などに投資されて、一人前になるまでには数千万円を会社はあなたに投資していきます。資本金のある企業とあなたやご両親とを単純には比較できないかもしれません。それでも、社員を雇うことというのは高価な買い物をすることでありかつ社運がかかっているんです。
マンションよりもずっと安い自動車を購入する場合でもバイクを買う場合でも、どの店がいいか?どの車・バイクがいいのか?パンフレットも夜な夜なふとんの中でじっくり読んだりしていた方も多いことと思います。
あなたを採用することは、その何倍もの大きな決断を企業はしています。
今季の大手企業の採用枠が拡大傾向になると報道されています。それでも、採用基準は下げないということもうなずけることです。
企業の求人募集内容には、「人物本位」といったことがうたわれていることがあります。
「人物本位の採用」と募集記事に書かれているのになぜ書類選考が必要なのでしょうか?
そして、「人物本位の採用」と募集記事に書かれているのに書類選考が通らないのはなぜなのか?
こうしたことで悩まれている方が少なくない。なので、まず最初にこうしたことをお話しさせて頂きました。
採用側の立場をすこし知っておくと対策する心構えができていくと思います。
では、応募書類やエントリーでは、どのように書いていけばよいのでしょうか?
履歴書や職務経歴書を書きあげて、必ずご自分で読み直し、誤字脱字がないことを確認します。そして、誤字などは修正液などを使わずにあらたな用紙で書きなおす。ココが一番大切にして頂きたいことです。
女性の中途採用での転職成功者、正社員転職の場合での平均応募社数は7社というデータが女性専門の就職情報サイトにあります。7つの応募について手抜きすることなくして頂きたい部分です。
求人内容に応募条件が明記されている場合があります。たとえば、○△経験3年以上・・と明記されていたのならば、履歴書にその応募対象にご自身が該当していることをきちんと情報提供していきます。
職務経歴書はたとえ職歴が沢山あっても、1枚で簡素にまとめることが鉄則です。そして、読みやすい書き方を心掛けましょう。
キャリアアドバイザーの小島美津子さんによると、採用担当者から書類NGと判断されてしまう応募書類の傾向が下記の6点です。
手抜き応募 | 書類がヨレヨレで使いまわしている。スナップ写真を貼り付けている。修正液で修正している。 |
イージーミス | 西暦と和暦が混在している。応募先住所の間違い。年齢と生年月日、卒業年度が合っていない。 |
常識の欠如 | クラフト封筒での郵送。連絡先が在職中の会社になっている。 |
採用基準に満たない | 応募条件をみたしていない。勤務地と住所に隔たりがあり通勤が難しい。
本人の希望が募集内容とかけ離れている。 |
情報不足 | 職種を選んで応募する求人の場合、その希望職種が記載されていない。空欄がある履歴書。 |
読みづらい | 長いダラダラと書かれた職務経歴書。情報が整理されておらず、読みづらい。 |
転職の場合の求人は生もののような性質があり、その賞味期限?は1週間と言われています。なるべく素早く応募していくことで転職が成功していく確率が高まります。それでも、書き上げた応募書類を書いてすぐ応募するのではなく、じっくり見直す。再確認することでNGとはならない書類を作成していくことができます。
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