玉三郎

歌舞伎俳優で人間国宝の坂東玉三郎さんをご存知なかたは、あまりいないでしょうか?

2/8にBS-TBSで、坂東玉三郎さんのスペシャル番組が放送されました。とっても深みのあることを、わかりやすい言葉に置き換えながら、ゆっくりと淡々と上品に語られるその語り口に引き込まれながら拝見させて頂きました。お仕事にも通ずることをおっしゃっていましたヨ。

坂東玉三郎さんの長年のファンでは私はないので詳しくありません。歌舞伎も見に行ったことはない。でも、今回の番組でぜひ見に行きたいと思いました。そしてすでにDVDは購入していて「鷺娘」を見る時間を取りさえすれば見れる状態です。坂東玉三郎 舞踊集2「鷺娘」 [DVD]

この3月公演の、DAZZLE(ダズル)演ずる「バラーレ」という舞台の演出を手がけていていたり、番組ではこうした歌舞伎以外の世界(この他にも「鼓動」という和太鼓の元気な奏者集団の舞台の演出も手がけていらっしゃります)にも足を踏み入れ多彩な活躍をされていらっしゃる坂東玉三郎の活動風景を追っていました。

DAZZLEという若手の舞踏集団をわたしは知りませんけれど、そのDAZZLEにこれまでにはないストラビンスキーの「春の祭典」を取り入れたらグット面白い舞台になるに違いない、と玉三郎さんは思いました。

「かれら(DAZZLE)はもともと自分のオリジナルの音楽でやってるの。

自分たちの音楽なの。すると、自分たちの振り、自分たちの感覚から出ないのね・・

じゃなくって、他人の作った音楽にはめたら、ストラビンスキーの作った構成にはまったら、

どういうニュアンスがでるだろうか?

DAZZLEという自分たちの振り、自分たちの音楽、自分から生み出されたものでこれまでは対峙(たいじ)していたものが、

今度は、他人と対峙(たいじ)していく。ストラビンスキーの構成、音楽にゆだねられていく。

演出家にゆだねられ、観客にゆだねられるの。

こういうものになったら、もっと広がりがうまれるんじゃないかな?」

DAZZLEは、ストラビンスキーの構成と音楽で、あたらしい発見をしている、という。

ココでわたしは、若い方々、就職をひかえてらっしゃる方々にも通ずることをおっしゃっていると感じ取りました。

それは、若い方々の知っているその時点の世界だけで、「夢」を描いたり、「やりたいこと」を決めてしまっていることは、とっても窮屈で広がりが狭いことなのではないか?ということです。

演劇で「観客にゆだねられる」ということの意味を私は知らないけれど、お仕事がうまくいくことというのは顧客に喜ばれることです。似ていると私は思います。

わたしは写真のお店で働いていたことがありますけれど、お客様からいろいろなことを学ばせて頂きました。そして、お客様の喜ばれるであろうことをしていって、わたしも成長させていただいたと思っています。

世の中をあなたよりもずっと広がりを持って知っている人が必ずいる。

自分ではないだれかに「ゆだねる」ことは自分を無くして夢を諦めることではありません。

これまでにない新たな発見をしていくことです

そのDAZZLEの若手俳優の方々に玉三郎さんは演技の基本を教えています。

まず、「顔で踊るな。」。

そのときの気分を顔で表現せずに、体で表現すること。

楽しさを表現するときには、顔が楽しい表情で踊るのではなく、顔はポーカーフェースなのだけれど、からだ全身の表現でたのしさが表現できている、ということが大切とおっしゃります。

顔でやらない。でもこころもちが踊りながらの表現の中で心が楽しいといったものがあると、自然に微妙には顔の表情がでてくる。

その自然な表情、

「それは待てばいいの。」と玉三郎さんはおっしゃります。

ココでも採用面接での風景を想像してわたしは思いつきます。

ぶっつけ本番程度の準備で面接にのぞむと、そこにはギコチナイ顔でやってしまう面接ができあがる。相手には何も伝わってはいきません。

笑顔はつくってもいいけれど、練習することで自然な感じ、自然さ加減がでてくるものです。身体に染み付いた努力の跡や真面目に取り組んだ痕跡(こんせき)が身体全体からオーラーのように相手に伝わる。

たぶん、顔でやらない究極の方法は、ココロからの感動体験をしておくこと。心底感動したできごとを知っていると全身が言葉に共鳴して相手に自然に伝わる。

面接とは、言葉のやり取りのようでいて、じつは目に見えない言葉でも伝えられない思いを全身で伝えあうものなのでしょう。

(案外こうした感動体験はしているものです、みなさん。ものごころついた頃から今までになかったでしょうか?土の中に埋めてしまっていたその体験を掘り起こし、1つ1つ思い出しながらあなたの根っこを探ってみる。思い出して涙を流しながら・・・。

「そういえば・・」といった体験を掘り起こしたら大切にしてください。あなたの宝物は宝石のまだ原石です。土を取り去ってホコリをはらって水で洗って磨いて・・。その原石をどのように最大限に生かしたらいいのか?そこをヒトのチカラを借りてみる。すると、誰もが欲しがる宝石の輝きを増すに違いありません。(社会性を育むこと)

そうした体験がないな?これから体験したいけれど、どこにありそうかな?という方には当ブログではアウトドアをオススメしていますヨ!カテゴリーにまとめさせていただいておりますル)

そうした経験をされていないかたはどうすればいいのか?

繰り返し繰り返し練習していく以外にないと思います。その繰り返す気持ちの積み重ねが体に染みこむと、自然に相手にその真摯さ、まじめさが伝わるのだと思います。

履歴書も「こうしたほうが伝わるかな?」と試行錯誤して下書きをなんどもなんども書いて書いて書いて、書き直していく。すると、書くことで自分の考えがまとまって来ます。「そうだったんだ!」とわかるときがくるんです。

面接の練習でも、自分の芯の部分を伝え切るにはどうしたらいいか?と考え、やってみて、やり直して、試行錯誤していって、やっと、カタチになっていくんですヨ。考えなくっても自然に言葉が出てくるようになればシメタものです。

話すことが苦手だったり、ヘタだとご自分で思っているようなかた。じつは、あなたのようなかたが一生懸命に、
「自分の芯の部分を伝え切るにはどうしたらいいか?」とガンバって練習していくと、
たとえ、カタチ、表面的な面接がギコチなくっても、あなたの心根はちゃんと伝わるものです。

そのあなたの心根を受け止めてくれる人がいる会社が、あなたの居場所としてふさらしい

逆に言うと、あなたの一生懸命さを受け止めてくれない会社には、あなたはふさわしくはないんです。

もし、「今回はご縁がなかったようで・・」となっても、「こちらから願い下げだよ!」と思えばいい

「こちらから願い下げだよ!」とあなたが思えるようになるまで、練習仕切る

自分のやりかただけでなく、アドバイザーの言葉を素直に聞いて、取り込んで練習する。

するともっと、これまで以上に、人生に広がりがうまれるんじゃないでしようか?