女性比率高、男女採用分別大 | 航空、メガバンク、第一生命、日本生命 |
女性比率高、女性管理職少 | JTB、資生堂、サントリー、アパレル、ホテル、流通 |
女性比率高、性別無視 | ベネッセ、リクルート、外資系コンサル |
女性比率高、性別無視、ファミリー | NTTデータ、大手出版、日本IBM |
女性比率低、男女採用分別大 | 野村證券、東京海上、損保ジャパン |
女性比率低、男女採用分別小 | キリンビール、パナソニック、キャノン、三菱重工、自動車製造系、JR各社 |
女性比率低、性別無視 | ヤフー、楽天、富士通、野村総研、大手広告、テレビ、新聞、マイクロソフト |
女性比率低、性別無視、ファミリー | NTTドコモ、NTT東日本、日立、NEC |
上記は、全社員数にしめる女性比率と女性管理職比率の高い企業(性別無視+女性比率高)、男女での採用時点での振り分けが明確である企業、男女差なく仕事ができる企業、男女差なく仕事ができる企業で比較的フレンドリーな家族的な企業をザックリ分類した表です。
(男女採用分別大とは、採用の時点ですでに男性と女性での職務が大きく分かれていくことが明確なことです。)
正社員のみを対象とし契約社員や派遣社員は対象となっていません。ジャーナリストの渡邉正裕さんの見解にわたしの視点を加えたものです。
男女差なく男性の総合職のような働き方をしていく企業で女性の採用枠が多いのがリクルートや外資系コンサル。若干女性の採用枠がすくないのが、楽天、ヤフー、ついで富士通、大手広告、テレビ、その次に女性採用枠がすくないのが新聞、野村総研、マイクロソフトです。
性別無視な社風でフレンドリーで家族的な企業が、NTT系や日立、NECあたりになります。
では女性にとって働きやすい企業はどこなのか?
企業選びのキーワードの1つのダイバーシティーが言われている昨今、そのずっと以前から女性活用に熱心だったのが日本IBMであり大手出版社(講談社・小学館・集英社)です。(体質がずっとすでに確立されているんです)
日本IBMは男も女もまったく同じ扱いをします。IT系は納期が厳守でシビアな世界なので、深夜残業をして始発電車で一旦帰宅してシャワーをあびる程度でまた9:00には出社ということがたまにあります。30才代の日本IBMの女性SEによると、
「女性も男性も関係ありません。なので、体力的にかなりきついときがある。」といいます。
イイ部分は、成果を上げると男性よりも女性の方が認められやすい環境にあるようです。USAのIBM本社の経営陣から、「日本では女性の管理職がすくないから増やすように」との圧力がかかているのだろう。
日本IBMでは1998年に”ジャパン・ウィメンズ・カウンシル”という女性比率向上のための組織を設立した。女性が出産し、2才になるまでの育児休暇や子供が小学生に上がるまでは定時で退社できる制度を充実させている。
2011年のすこし古い記事ですが日本IBMの執行役員の志済聡子さんの講演内容がまとめられているのでリンクします。
(年齢を重ねていって、社会的に干されないためにはマネジメント能力がキモになるとわたしは実体験していますし、いますでに、そしてこれからもそのことに変わりはないと思います。むつかしいことではありません。
家族の中で子供が生まれる。自分が姉になって、弟や妹を思いやる。それがマネジメント。ご自身が実際には一人っ子であったなら、「経験していないのでできない。」と拒むよりも「実際には弟や妹がいなかったけど、できたと思って可愛がろう・・」と面白がるとイイと思います。
ホントに姉妹のように接することで、ホントの姉のように慕われることがあります。)
日本IBMで実際に2児の子供を持つ30才代の女性社員によると、
「こどもの送り迎えのために、ほとんど残業できない家庭の事情を会社が認めてくれているので、退職する理由がない。」という。
「出版不況」と言われており出版社を就職先候補にしている方は少ないでしょうか?
大手出版社(講談社・小学館・集英社)は複数の女性誌を編集・出版していることもあり女性社員の比率はマスコミ中でも高い。女性誌の編集部の次長クラスでは子供がいる女性が多い。ベビーシッターを雇ったり、一旦自宅に戻り家事をしてから会社に戻て仕事をするなどしてやりくりしている。
大手出版社は民間キー局と肩を並べ、退職金を含めた生涯賃金は7億円と言われている。2年目で手取り750万、30才代で950万前後になる。講談社ではこのほかに家賃の4割が会社負担となり福利厚生も手厚い。
大手出版社では、原稿は社外で自宅で読んでといった自由裁量な文化がもともとあり、さらにフレックスが浸透しているので、子持ちであっても仕事を進めることができればヨシといった面がある。
労組が強く、産前6ヶ月、産後1年休職してもそののちに、同じ部署で同様な仕事に復帰できる規定が確立している企業も多い。
出版社は女性の年収がかなり高いのでキャリア志向の女性には天国のような職場と言える。(”天国”とは、わたしのではなく、ジャーナリストの渡邉正裕さんの表現を借用させていただきましたヨ)
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