成毛眞(なるけまこと)さんはマイクロソフトがまだまだちいさな中小企業であった頃に日本支社(日本マイクロソフト)の社長をされていた方です。ウインドウズを日本に広めた立役者。

そんな情報通の成毛眞さんは娘さんが就活をした時期の経験をまじえながら、就活の仕方と現在の就職事情について独自の視点で分析されています。ちなみにわたしは大学時代から日経を読んでおいた方がいいと思います。

成毛眞さんは就活に「日経」はいらないといいます。

成毛眞さんは人と同じことをしているようでは一流の企業人にはなれない。日経をあたりまえのように読むことを卒業できる人でないと一流になれない、と言いたいのだと思います。

一流というのは企業の中で社長にのぼりつめたり、一生給与を右肩上がりにし続けたいひとということです。常識をわきまえて、その上でさらに上をめざすために時間を有効に使え、といいたいのだと私は思います。

学生時代からすでに、日経のなんたるか、を知ってしまった人ならば、その時点で読むことをやめたほうが良いでしょう。なぜならば、みんなとおなじことをしていても人より秀でることはできないからです。

体育会系の部活に入る

優良な大企業に内定を得る上でいちばんキク、効果がある就活の仕方として成毛眞さん体育会系の部活に大学に入学したら入っておくことを勧めています。

サークルではなくってちゃんとした部活に入ること。その際、高校までに体育会系の部活に入っていなくってもよく、部活で活躍する必要もありません。ただ4年間部活をしておくことで挽回できる、と成毛眞さんはいいます。

成毛眞さんによると超一流企業へ就職できるのはホボ東大卒のみ。早慶では難しいとおっしゃります。どのような有名大企業であってもこのことにかわりはないともおっしゃります。

大学出身別での入社実績をどのように成毛眞さんが調べられたのか?

企業コンサルタントをされて投資家でもある成毛眞さんには独自の情報仕入れルートがあるのでしょう。わたくしにはそうしたルートがありません。超一流企業で東大卒以外のサラリーマンをわたしはたくさんみてきています。

成毛眞さんはたぶん、超一流企業で将来社長になれる総合職の中のさらにエリートになれるのは東大卒だけ、と言いたいのだと私はおもいます。そうするとわたしの経験知と合致します。話しが脱線しました、もどします。

なぜ、体育会系に入部するのが就活での特効薬なのか?

というと、体育会系出身の若者を企業は大好きだからです。

体育会系に入ると、それだけで就活での内定決定までの選考で2段階はランクを上げられる。

MARCHの学生が体育会系に入ると、早慶に近づき、上智ともいい勝負ができる。早稲田・慶応の学生なら体育会系に入るだけで東大といい勝負ができる。

なぜなら、企業は体育会系を無条件に歓迎するからだ。

なぜ体育会系出身者は企業に人気があるのか?

その理由の1つは、かれらが怒られてもくじけないことである。

体育会系出身者は、先輩からいつも

「遅れるな」

「目上の人には挨拶をしなさい。」

などと怒られている。上下関係も厳しい。後輩を怒ることも経験しているので上司が自分を叱る気持ちも理解できる。

もう1つ、体育会系の強みは、負ける経験を積んでいることだ。

体育会系出身者は、負けても命を取られるほどではないと知っているので、

次に勝てば良いと考えられる。

負けてもくよくよしない姿勢は、いまの社会人に最も求められている能力かもしれない

最近の会社は、「こいつはダメだ。」と判断した新入社員を2~3年でいじめてやめさせる。いじめるといっても露骨にいじめるわけではない。ホーチプレイだ(放置)。仕事はいつも通りにわたす。しかし一切フォローせず「仕事だからがんばってね」と突き放す。

いじめとはわからないので、本人は悩み、苦しむ。このようにして依願退職させるのです。話しが脱線しました。

体育会系で部活の中で実績を上げる必要は必ずしもないと成毛眞さんはおっしゃります。補欠でもいい負けてもくよくよしない姿勢が養われている。ソコが企業がほしがるポイントなのだそうです。

ちなみに、わたしは体育会系出身ではありません。でも文化系の部活に入って部長をしました。体育会系ほど厳しくはなかったでしょうけれど、上下関係は厳格にありました。

OBの方がお見えになれば大先輩として敬うことも学びました。それなりに「怒られてもくじけない」耐性はできあがっていたと思います。

企業内の人事部での共通認識として「体育会系出身はタフで使える。」ということが日本の大企業には浸透しているのでしょう。わたしのいまの職場の同僚の娘さんは昨年就活して一流企業(証券トップ)に入社しています。

入社した新入社員はホボ国立大卒ばかり。娘さんは私学。

でも、テニス部出身ということでした。体育会系部活経験があったから、という成毛眞さんの説はココでも当たっています。

インターンシップは必要か?

最近ではインターンシップを導入する企業は減ってきている。買い手市場となっているいま、わざわざコストをかけなくともいい学生が集まってくると成毛眞さんはいう。

例外はあるものの、インターンシップを体験しても、その企業以外への就活には役立たない。面接で、その企業のインターンシップを体験したことをアピールしても、それだけで株が上がるわけではない。

インターンシップは就活には役に立たないが、

仕事の現場を垣間見るチャンスにはなる。

わかるのは、一般的な会社という場の空気であり、雰囲気。

インターンシップは長期間働いているとアラ(欠点)が見えてしまう側面もある。使える人材か、使えない人材かは、その時点でわかってしまうのである。

面接ではながくても数十分。それも仕事をするのではなく、質問に答えるだくなので、

自分の能力をごまかせる。

つまり、本人の能力や性格によっては、

面接だけの方がかえって有利になることがある。

もし、インターンシップに参加したなら、社員と積極的に交流して、

社会人と話すことに慣れて置かなけれだ意味はない。

インターンシップではなく、バイトをするなら、できるだけ職種や年齢層などに偏りのある相手に接する仕事がいいだろう、と成毛さんはいう。

近頃の若者の中のツワモノに言っているのだとわたしは感じます。自分の興味のないバイトであってもかなり狭い種類の特定な客層があつまる職場で働くと新聞や専門誌にも載っていない生の情報が得られて社会勉強になる、と言いたいのです。

成毛眞さんによると、たとえば、老舗高級料亭、東京湾の水先案内人の助手、大手ブリーダーの手伝い、山の手のテニスクラブの清掃員、ロードバイク専門の販売員など。

客層が限定されるとそこに集まる情報の質が上がる、ということです。ちなみに、成毛眞さんは、若い方に向けてなんども歌舞伎を見ることを勧めています。若者で歌舞伎を鑑賞しているのはかなり異色。

なので話題の差別化ができる。実利的には歌舞伎好きな大物(実業家など)と知り合える。なぜなら、学生の歌舞伎ファンは会場で目立つ。そして海外のひとびととのコミュニケーションとして歌舞伎はツカエル。

歌舞伎好きな外国人は歌舞伎ファンの日本人以上に歌舞伎にくわしい。そして国際化の世の中で日本人が勘違いしているのが、英語で会話する話題。どの国であっても母国の文化やすばらしさを知り合った外国人に披露することで親交は深まる。

海外で有名なのは歌舞伎。歌舞伎は3階客席なら3,000円。幕見席の料金は700~1,000円。学生時代から歌舞伎をみるとその他の学生とおおきな差がつきます。頭1つ乗り越える、目立つことを1つもっておくとラクラク人生となるものです。