かつての職場で、「尊敬する人物」ってどう答えた?と聞くと自分の「両親」と答えていた同僚がいました。新卒で入社した会社での同期で、いまは会社を起業し社長に収まっているソイツの当時の「親を尊敬している」というコトバに違和感を私は感じていました。

確かに自分の恩人でもっとも身近で、その人がいなければ自分はいないのだから、尊敬していていい。でも採用の場面での回答ではないんじゃ~ないの?と漠然と感じながら、その同期と飲みながら親交を深めつつ、新人研修の後で談笑したことがありました。

高校のころに、「あなたが尊敬する人物はだれですか?」と古文の先生が就活中の生徒に本来の授業とは異なる質問をしていました。

「あなた方の先輩に、『キリスト』です。と答えた先輩がいたのよ。キリストは神さまなんですヨ。・・」と各宗教の教祖を「尊敬する人物」としてはいけないと教わったことを思い出します。

ネット上でもテレビなどでも、今年の新卒の採用枠が大手企業で拡大傾向にあると報道されています。ただ有名なだけの企業ではなくって、勢いのある会社や将来的に廃れない可能性の高い企業をよくよく調べて就職して頂きたいと思います。

いまさら、ということかもしれません。採用人数が増えたからといって、採用基準のラインが低くなることはないデス。

もし、「採用基準が下がるから入れそう・・」といった感覚でいると、足元をすくわれる可能性が高まります。

すでに、大卒のライセンスは、それだけではあまり有効に活用できなくなって久しい。試験で得点が取れることは、実は要領のよさや与えられた課題に対する適応力を試されていたんです。

記憶力が高いことも、使い勝手の良さです。記憶というのは、すでにある知識を覚えている能力ですね。

小学校から大学までの、いまの日本の学校で学ぶことは、すでにある知識を覚えている能力(記憶力)だけが幅を利かせている。とても偏っていると私は思いますヨ。知性って記憶だけではないでしょう?

それでも記憶力は、いまでも一部の専門家への道では通用する知識です。大学に残って文科系研究者になったり、教師職や公務員や国家資格を取得していく道ならいまでも通用する。でも大学講師の給与は相当に安くなりました。

そうした学問の世界や国家資格からの就職以外の道。企業で働くことを選ぶ人にとっての採用の場面では、大学までに学んではこなかった能力が問われる ようになって久しいと私は思っています。理不尽でしょう?声高に言えない部分がある。

小学校から大学までのカリキュラムで学んで得た能力と、実社会で必要な能力がミスマッチとなっているのが原因です。ネームバリューのある一流大学のライセンスなら総合職として大企業に採用される可能性は高まります。

一流大学以外での「大学卒」としての優位性はそれだけでは通用しない。厳しすぎるかもしれません。「大学名では選別はされない・・」とのんきなことを考えているとヤバイです。

一流大学卒以上のプラスアルファーがあるなら大学名は気にしない、という本意なのに、大学であればスタートラインは同じという思いこみ・見当違いに気づいていないからです。建前とホンネに気づくことも社会に出てからの常識です。

いまの日本の企業のどの企業でも総合職の正社員の比率は低くなっているハズです。正社員以外の契約社員の比率は高くなっている。アウトソーシングも盛んです。企業が生き残るために。

一流大学であっても就活の基本を学ばなかった準備不足の学生は、大企業には就職できない世の中になりました。

大学までの正規のカリキュラムで学んできたことでは歯が立たないほど厳しい世界を企業は必死に生き残ろうとしている。就活生が厳しいと感ずるのは、これまでとこれからの温度差なのかもしれませんね。

社会人になるまでの間に、顧客の立場しか経験していないと痛いことになると私は思います。人とつながる活動をしている人はこの限りではありません、大丈夫です!!どんどん苦手な人に関わりましょう!

いまの教育でもこれまでも、カリキュラム内で教え込まれることは、みんなとおなじように・・ということですね。

みんなと同じことを大切と教えられたのには理由があります。高度経済成長期の需要過多の時代なら、同じものがたくさん売れた。工場の工員のような人員が必要だった。文字通り横並びで働く世界がかつての職場に沢山ありました。



ホワイトカラーであっても本質は同じです。だから、みんなと同じが大事だった。

いまの世の中は、常識をわきまえながらも、そのような同じではないチカラ、自分で考えていく能力が必要です。

変化に対応していく社会適応力を問われます、新卒でも転職でも。

でも、相変わらず教育の現場では、高度成長期とおなじような教育を行っています。時代遅れの教育です。ならば、自分で鍛えていくしかない。

大学でも部活やサークルのようなつながる場に入るとグット能力は高まります。社会適応能力は実は勉強の中にはありません。

年上の人に気に入られる能力や1を聞いて10を知るようなセンス、精神的な基礎体力のようなものを社会適応力といっていい

なかでも一番大事な能力は、精神的な基礎体力(タフでめげない)だとわたしは思います。そのチカラが無いと仕事を続けていけない。タフを身に付ける方法については、当ブログの「心を整える」のカテゴリーにまとめています、ぜひ見てくださいネ!