わたくしの所属部署と関連の深い別の部署で今月あいついで2名の社員が退職します。
詳しいことはわかりません。2か月前に大きな体制の変更があり、部署の長がかわった。それが原因なのだと推測しています。
これまでよりも厳しい上司にかわった。
モー耐えられない、というのが真相なのだと推測しています。
その厳しい上司と私はかなり密にしごとをしていた時期があり、でも要所要所で見落としがない細かなしごとの仕方をされることを知っています。
変わる前のそのお二方の上司は、人当りは良いけれど、まじめですけれど、厳しさが足りない。部下を甘やかすことがやさしさだと勘違いされているヨーにわたくしはお見受けしてきました。
今回退職される方々は40歳を過ぎている。わたくしは、ソーソー良い仕事はあるまい、と思っています。
時を同じくして、わたくしは、ある転職成功者の体験談と転職成功に向けた本を調べていました。2010年に出版されているその本には、
IT未経験の社員が研修期間内に決められたスキルを得ることができず、それでも社長の一声で、期限後に研修を継続してもらうことによって、しごとができるようになり、いまではJavaの資格を取得できるまでになった、という社員の成功体験が掲載されていました。
研修期間を延長することで、会社の経費がかさむ。それでも経営が軌道に乗っていたならば、みなさんにお勧めできる会社なのであローと思いました。
社名は伏せますけれども、八王子にあったその会社をネットで検索すると、破産していることがわかりました。残念ながら、とも思いつつ、「ソーだよな。」ともおもったのです。
ココで質問です。究極の質問。
あなたは、人当りのよい心地よい会社に就職したいですか?
それとも、厳しくともつぶれない会社に就職したいですか?
時代、時の流れは決してラクな方面には向かっていません。
今回わたくしの会社で辞めることになった2人(転職中途入社)はたぶん、前の会社を辞めたけれど、前の会社のときのヨーな働き方もできる、と錯覚しいているのだとわたくしは推測しています。
もっと当たり前に社員にやさしい会社があるハズだとおもっている。
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なぜか?
というと、世の中自体がドンドンと生きづらく、厳しくなっていることがわかっていないから。そして、いまのコノ会社だけがおかしい、と思ってるのです、たぶん。
高度経済成長期に自分の親を見てきている。ご自分もバブルを経験している。会社には社員にやさしくできる余裕がいまでもあると勘違いをしているハズです。
今回退職する2人は、最初からいまのコノ会社に馴染めなかった。頭が固いままでした。「こんな理不尽な会社ははじめてだよ、この会社はおかしいヨ!」と言っていたことを耳にしたことはないけれど、
そんな態度にありました。わたくしもすこし喧嘩のように諭すように厳しく注意したことが何度かあります。
居心地の良さを求めて納得できる会社に転職したとします。でも結局その会社がつぶれなくなっては意味がありません。
社員にやさしいことをして、結局会社の体力が無くなれば、会社はつぶれてなくなります。
さきほどの究極の質問にもどります。
あなたはどちらの会社に就職したいですか?
わたしは、厳しくともつぶれない会社に就職したい。
その厳しさに耐えて、その職場で自分の実績をあげていき、居心地を自分で獲得していく。
わたくしはソーしてきたし、それより道はないとおもうのです。今回辞めていくお二人には厳しさが不足していました。たぶん明るい未来を得ることは今以上に可能性が低いとおもいます。
今回は、社会人の中堅どころを対象に考察しているので、かなり手厳しと感じるかたもいるでしょうけれど、素直にお話しさせて頂きました。
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