パソコンタッチ面白法人カヤックはユニークでありながら近未来を先取りしている企業なのではないか?ということで取り上げさせていただいています。

なにが一番ユニークなのか?

というと失敗してもいいから挑戦しよう!という企業文化になります。

自己啓発本を読まれたことがあるかたなら、マイナス思考ではなくプラス思考が仕事をしていく上で大切・・・といったことが書かれているのを目にされたことがあるとおもいます。同じ出来事であっても人によっては悲観的にとらえる人もいれば楽観的に感じるひとがいます。

なにごとも楽観的に受け止めることが成功していく上で大切なこと、とされています。そのこと自体はとっても大事なこと。ところがじつは、日本の社会のほとんどの企業では人事評価ではマイナス思考となっていることが多いんです。

かんたんに言うと、

ミスした人は減点しますよ、

という人事評価をしていく伝統のようなものが根強く日本の企業に存在しています。

いわゆる「減点主義」というヤツです。なにかミスをする。失敗する。

するとそれに素直に「わたしがやりました。責任はわたしになります・・」といってしまうと、自分の非を認めたということで、出世が遅れたり左遷されたり人事評価が下がるというのが減点主義です。

おおくの日本企業では、どうしても、ミスをしないようにミスをしないようにとなります。結果、挑戦するのはリスクがある、失敗することはやめておこう、という安全策ばかり。そして、ミスをしない人は評価されて出世できます。

面白法人カヤック代表の柳澤大輔さんは、こうした減点主義では、「面白法人」にならないナ?

と思われた。

ではどうするか?

結果はドーでもいい、まずは結果を考えずに挑戦しようゼ!

という企業にしていくことに決めました。

面白法人カヤックは「最速で失敗していい」というスタンス。

なぜ「最速」なのか?

ココは柳澤大輔さんは語っていやっしゃりませんけれど、挑戦する数を増やすことでヒット事業を生み出せる、だからたくさん失敗していくことにコダワリがあるのだとわたしは推測します。

じつは面白法人カヤックの企業ホームページには採用されなかった、日の目をみることができなかった撤退事業が公開されていて、失敗した原因も説明されています。撤退事業一覧

失敗を否定しない企業が面白法人カヤックの大きな特徴です。

否定っていうのは、

批判的な方の脳をつかっているから、

どうやったらできるか?

どうやったらうまくいくか?

というアイデアがでてこない。

こうした考え方をカヤックでは”超肯定主義”といっています。こうして肯定していくことで、「アイデアというものをおおげさなものと考えることなく、ふだんからアイデアを考える」そうした風土・土壌が大事と柳澤大輔さんはおっしゃります。

撤退事業の1つに「デキノート」という事業があります。これは夏休みの読書感想文を自動生成するソフトで、本の題名を入力して学年を入力するだけで、その学年までに習った漢字だけを使いながら感想文をネットの様々な情報から拾い集め自動的に感想文を作成するソフトでした。

画期的なアイデアは、小学3年生であれば、小学3年までに習った漢字は漢字に変換し、習っていない言葉はひらがな表記するところにありました。

その「デキノート」はリリースが夏休みの終わった9月となったために撤退したのだそうです。夏休みの宿題の代行業のような「デキノート」は、生徒にとってイイものではないでしょう。

公明正大に販売することはできない事業であったかもしれません。

でもアイデアがオモシロイ!と柳澤大輔さんはおもった。

オモシロイならまずやってみよう!と、どのようなアイデアでも否定しないカヤックの社風を知ることのできるエピソードなのだとおもいます。カヤックの”超肯定主義”の一端がよくわかる一例なのだとおもいます。