きつい、汚い、給料が低い、離職率が高い・・・・。

介護職にはこうしたイメージがつきまとう。しかし、その多くは”誤解”だ!
(週刊 東洋経済 2014/05/17号に基づいて介護職についてお話ししていきます)

労働政策研究所・研修機構研究員の堀田聰子氏によると「性別、年齢、勤続年数など様々な要素を勘案すると、介護職の賃金水準は全産業の中間またはそれよりやや上」という。

週刊東洋経済 2014年5/17号 [雑誌]

2008年度の全国社会福祉協議会が実施した「社会福祉施設の人材確保・育成に関する調査」によれば、特別養護老人ホームの25歳の平均給与は月額21万0331円であった一方、施設長の月額は49万8674円と出ている。

上智大学の藤井准教授によれば、かつての看護師も3Kなどと現在の介護職と同じように言われていたという。だが、この30年程の間に社会的地位の高い仕事として評価されるようになった。

大学が看護師養成に積極的にかかわり、医療職としての専門性を高めていった結果だ。介護職も同じように専門性を高めていくことで社会的地位を高めていくことができる、という。

厚生労働省による2013年の賃金構造基本統計調査によると女性の職種別の賃金比較をみてみると、最も収入が高いのが看護師、次に福祉施設介護職、3位が臨床検査技師、4位理学療法士・作業療法士、以下、保育士、栄養士、歯科衛生士、百貨店販売員、販売店員と続く。

この数値は、勤続年数15年以上での統計で、勤続年数が10年の場合看護師が1位、臨床検査技士が2位で福祉施設介護職は3位である。

では、なぜ、介護職は給与が低いというイメージがもたれているのか?その理由をあなたはご存じだろうか?

当ブログでもたびたび介護職は今後の成長職種であり、圧倒的に人手が足りないことをお伝えしてきている。当ブログでツカル福祉専門サイトとして利用させて頂き、紹介させても頂いているインターネット介護求人サービスの「カイゴジョブ」の社員矢野達也マネージャ-は、

「ここ3年で求人数は年50%ずつ増えている。介護業界は恒常的に売り手市場」という。その人手不足な仕事には、他の職種から避難してくるようにして仕事を得る方も多い。

「日頃から人手不足の介護職は、ほかの業界から不必要とされた人でも受け入れざる負えない。プロ意識も向上心もなく働いている人がとにかく多い。」と埼玉県でグループホームの新人研修をしている川野氏(仮名)は言う。

ということは、職種に対する思い入れの低い方の比率も必然的に高まる。よって、勤続年数が短い、職に就いてからの年月が短いことになる。どの職種であっても勤続年数が短かければ傾向として給与は低くなる。当然の結果であって「介護職だから」ではない!!!

(そして、そうした意識の低い方がネットでクチコミを書く。それを信じる。そうしたことで、あるイメージが独り歩きしていると私は強く感じます!! 

イヤだから辞めた。耐えられないから辞めたという方がとっても多いからマイナスイメージを吐露しているクチコミも必然多くなるのではないか?

「火のないところに煙はたたない」ということわざはクチコミでは当たらない。ブルーのサングラスをかけていれば、世の中はすべてブルー色に見える。ブルー色のクチコミが増える必然性をこれまでにお話しした介護職を取り巻く状況から感じとれないだろうか?

どんな色眼鏡(ココロの色眼鏡)をかけているか?どのような精度で認識できているかは、はなはだあやしいと私は思う。

勿論書いた当人はホントと感じていてウソではないと感じていてもデス!書く人の人となりをじっくり調べる。そんな時間がないのならば、むしろ、現場の声のよい噂に聞き耳を立てていくことが大切だ。

介護のお仕事の経験がないかたならば、良いクチコミも意識して見つけなければニュートラル(公平により客観的に)に調べ考えることはできないハズです!)

WinWinの真逆のLoseLoseになっていないか?
機会喪失していないだろうか?

カイゴジョブが実施したアンケート調査によると、正規職員の過半数は月給15万~20万円未満と回答しているが、回答者の7割以上は勤続年数が10年未満。勤続10年以上の方の過半数は20万円以上と回答している。

介護職の賃金水準が他の職種に比べて際立って低いと言える統計的な材料はない。15年以上の勤続年数同じ職種で働くと看護師の次に給与が高いという調査データも先ほどご紹介した。(厚生労働省による2013年の賃金構造基本統計調査)

総論的で一般的な言い方になるが、どのような職種であっても、続けていく方であれば、職場での役割が高まり能力も高まれば、かなりの給与を得ることも可能ということだ。

でも、どの職種であっても、「ただ永く働けば給与が上がる時代は終わった。」逆を言うと、スキルを高める意識があれば他の職業同様に介護職の方が収入を上げていくことは勿論できるし、むしろ当たり前なことだ。

社会福祉法人八寿会で本部長をされている松川竜也さんによると「16年前に働き始めた頃、介護職員は『寮母さん』と呼ばれていました。初任給は10万円前後。ケアマネは介護保険制度によってできた職種で、まだ歴史が浅い。自分たちで、この職能をどう育てるか、考えていく必要がある。」と仰っています。

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