ポリグル試験管

9月のTBSラジオ「久米宏のラジオなんですけど」でゲスト出演された、日本ポリグルの小田兼利会長のお話しがここのところ脳裏を離れません。

テレビでも見た方もいるのではないでしょうか?納豆菌でできた粉を泥水の中に振り掛けてかき混ぜるとたちまち飲める水に変わる。その浄化剤を製造販売している方です。

納豆菌に常駐している菌を基に水質浄化剤を開発され、とても安価でペイできる、優れたこの浄化剤は、海外で数々の実績を上げています。テレビ東京の「ガイアの夜明け」で度々放映されています。

このところ、福島の原子力発電所の汚染水の処理に関するニュースを見る機会が増え、そのたびに、この方法があるのにな~、と思ってしまいます。

TBSラジオでは、都内の公園の池の水を採取してスタジオに持参し、久米さんと堀江アナウンサーの前で、その浄化剤を振り入れかき混ぜ、1分程して小田さんは飲んでしまいました。

「汚れの粒子を顕微鏡で見ると粒状に汚れが浮遊しています。その粒状の周りの大半はマイナスの電荷がかかっている。マイナスとマイナスだから反発し合っている。それを中和させることで、汚れと汚れがくっつくような働きをし、だからあとは透明な水になる。」と小田さんはいいます。

ちょっと、小難しいですね。わたしもよくはわかりません。実は、小田さんは、発明家でもあり、このほかに、マンションなどで利用されている符号式のキー、暗証番号を押しと解錠するキーの開発者でもあります。

「わたしは、これをみんなの前で飲んで見せます。有害なものは使っていないから滅菌力はないので、日本で飲料水にするには、煮沸(しゃふつ)か塩素を使わなくてはいけません。法律で規制されています。しかし、海外の国々では飲んでみせます。大丈夫!ということをみせると、驚かれます。」

最初、冗談のように久米さんが、「あなた飲みます?」と堀江アナウンサーに勧めたときには、きっぱりと断っていたのに、小田さんが飲むと「わたしも飲んでみますね。・・おいしいですね!」という堀江アナウンサーのチャレンジ精神に驚かされました。「そうなんです。池の水はミネラルが豊富で結構うまいんです。」と小田さん。

「今回の原発事故で発電所が困っている汚染水のセシウムもヨウ素も、わたしが開発したやり方できれいにとれます。」ときっぱりと語られているのにも驚きました。

現在、汚染水を浄化する装置はフランスのアルバ社のフィルターにより、ろ過を行う方式が採用されています。しかしこの方法の問題点は、フィルターを定期的にきれいにしていく作業が必須なのです。洗浄にしても交換にしてもとても手間がかかり、もしかすると人の手が入る部分もあるでしょう。

小田さん曰く、フィルターの目詰まりが原因で浄化装置がストップしたままである、ということでした。
一方、小田さんが開発している実験済の方法というのは、水槽とかタンクにユンボのような重機の先に、強力な電磁石を取り付けて回収する技術で、2000トン程度の水量は8時間もあれば処理できる画期的な方法です。

これまであまり触れられていない「凝集沈殿した高濃度の懸濁物質の回収と処理をどうするのか」の問題に、遠隔操作で凝集物を磁石に吸い付かせる事で、回収スピードおよび、含水比を極度に減少させることが出来ます。他社には真似の出来ない技術です。と言います。

難しいですね。このように実験しました。
汚染水は手にはいらないので、水道水にヨウ素を入れて実験しました。この水に活性炭とゼオライト(セシウムを除去する物質)、ポリグルタミン酸と磁性体の鉄分(磁石に吸着させる)を結合した浄化剤を入れる。そしてよくかき混ぜるとすべての汚染物質は1つの塊となります。その塊を磁石で全部吸い取るという方法です。

素人のわたしが聞いていても納得できたこの方法は、ユンボのようなのものの先に磁石の親分のような装置を装着したら、水槽の中に入れてしまうだけです。そして水槽の水を回して流れるようにするとたちどころに汚染物質が吸収されていきます。目詰まりといった厄介なことがなく、遠隔で操作できるので作業員への被ばくも極力防ぐことができます。

問い合わせのあった東電には実験したサンプルを提出済です。ところがそれっきりになってしまっている。

ではなぜ利用しないのか?技術が劣っているからなのか?

実は国や諸機関ですでに決断したことを進めてしまっている、というところに最大のできない理由があります。
変えたくない人が変えたくないから変えていない、というのがホントのところでしょう。

ここで、面白いことが1つあります。日本では見向きもされなかった泥水から飲料水をつくる技術。この技術は世界的に評判になりました。タイでは着実に実績を重ね噂を聞きつけて多くの国で実用化されています。発展途上国の貧しい人々が売買できるようなしくみにしていくことが大切だ、と小田さんは考えました。

なぜなら、ボランティアでは継続していくことが困難になる。その国の人々がビジネスとして起業し軌道に乗せる、そうしてビジネスとして継続していかなければ途中で頓挫してしまう、と考えたからです。

そこで、低価格で提供できるように開発し、1000リットルの汚い水を浄化できるポリグルタミン酸を63円で提供しています。これでも十分にビジネスになるのだそうです。

実は、日本では僅か600円で販売しているものが、そこから4000円程の高値で売買されているのだそうです。なぜなのか?

安すぎるからなんです。違和感大有りですよね。わたしも不思議に感じています。たとえば、15億円で建てたこれまでの工場用の浄化プラントと同等の装置がこの小田さんのポリグルが開発すると数千万円で出来てしまう。すると、安すぎていけない。発注する側が安すぎて困ってしまう。こうした構図になっている。なんてヘンテコなんでしょう。

これは管理人の想像ですが、画期的で抜群の突出した技術が登場することで、何か既成のしくみが瓦解してしまっては困ることがあるのでしょう。この国のしくみということです。
前置きが長くなりました。

BASE OF THE PYRAMID 略して「BOP」という言葉をお聞きになったことのある方も多いと思います。Baseと言われている、低所得者の世界の人々に向けた市場規模は、5兆ドルと試算されています。全世界の人口の70%強の人々がこの低所得者層に属します。

全世界の総人口を年間所得20,000ドル以上の人々(TOP)、3,000ドル程度の人々(Middle)、それ以下の人々(Base)に分けて、これからのビジネスはこの「それ以下の人々(Base)」に向けたものに移行していきます。

そのBOPビジネスで日本で一番注目されている会社がこの小田さんが創業された日本ポリグルです。
商売っ気がないのが惜しいところですが、志しが素晴らしい会社と管理人は思います。

この日本ポリグルのホームページには採用関連の情報はありません。でも、興味のある方にとっては無二のような
凄いことが仕事になる、そうした会社ではないでしょうか。

BOPビジネスというのは、いまのところ、あまりインターネットでも注目されていません。だからこそ、いまのうちに・・・と管理人は考えます。調べていくと、日本の若者にとんでもない豪傑がいることも知ることができました。注目してみる。そうするといち早く波に乗れ可能性が広がる。

「BOPビジネス」が、いまの若い方にとってのこれからの方向であり、やりがいのある仕事になるのではないか?
このキーワードで仕事をさがしてみる、というのも1考大有りです!! 

既存の当たり前の仕事のつき方ではない方法を探ってみる。どの人と仕事がしたいか、と突き詰めていくとBOPがキーになっていく、そうした若者が増えていくと思います。